
今回は旧機種ながらもCoreM世代のタブレットを
B級品中古を15,000円で京都で買いましたので
Ubuntuをテストしました。
外周側の角に小さな傷があります。
速度は良好で同一世代のAtomの2倍程度の体感速度があり
低クロックながらもバッテリ性能が良くサクサクです。
●HP Elite x2 1011 G1
今回がこれです。2015年製でしょうか。
多分Apollo-Lakeより速いです。間違いなく。
普通に買うと中古で38000〜130000円程度でしょうか?
まだまだ高い世代かも。
日本HP「Elite x2 1011 G1」の仕様
プロセッサ Core M-5Y51
(2コア4スレッド、クロック1.1GHz/2.6GHz、キャッシュ4MB、SDP 4.5W)
メモリ 4GB(LPDDR3)/オンボード
ストレージ M.2 SSD 128GB
OS Windows 10 Pro(64bit)
グラフィックス プロセッサ内蔵Intel HD Graphics 5300
ディスプレイ 11.6型1,920×1,080ドット(光沢あり)、
10点タッチ対応、Wacomデジタイザ内蔵
ネットワーク IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2x2)+WiGig Combo、Bluetooth 4.0+LE
インターフェイス(本体) システムコネクタ、音声入出力、
200万画素フロント/500万画素リアカメラ、microSDカードスロット×1、
ステレオスピーカー、Wacomデジタイザ(ペン付属)
インターフェイス(パワーキーボード)
システムコネクタ、DisplayPort 1.2×1(最大3,840×2,160ドット)、
USB 3.0ポート×2(内1つはPowered USB)、スマートカードリーダ×1、
音声入出力、キーボードバックライト、指紋認証センサー
サイズ/重量(本体) 298×192.7×10.7mm(幅×奥行き×高さ)/約780g
バッテリ駆動時間(本体) 約9時間/リチウムポリマーバッテリ(2セル、33WHr)
バッテリ駆動時間(パワーキーボード込み)
約14.3時間/+リチウムポリマーバッテリ(6セル、21WHr)
旧機種とは言えまあまあのスペックです。
面白い所は
・長所
ノートPC同等スペックでパワーがある
UEFI64bit
セキュアブートをOFFにすればLinux起動可能
LegacyBIOSモードとUEFIモードがあり選択可能
Atom関係のバグがない。Kernel4.9でも多分普通に使える
米軍仕様の高耐久性モデル
ワコムのペンタッチ対応
・短所
12V電源。USB充電不可
キーボードドッグが無いと辛い
周辺機種が独自USBケーブルのみ。拡張性が特別低い
Atom関係のKernelバグ弱点が無さそう。
LegacyBIOSが使えるのでNetBSDとかも使える
タブレット中古ゆえに安く買えましたが、
Atomより欲しい人は沢山いるのではないでしょうか?
SSDも128GBありますし、結構遊べそう。
●BIOS設定画面の入り方
Linuxを起動させるためにはセキュアブートをOFFにして
USBから起動する設定にする必要があります。
実はかなり苦労しました。
何故かというと高速ブート設定の為、
USBを認識して電流ランプが付く前にWindowsが起動するためですw
つまりUSBが認識するより先にOSが起動するw
BIOSに入れないじゃんw
まずWindows10から回復⇒UEFIの設定
で再起動してBIOSモードでセキュアブートをOFF
USBブートを許可して、ブート優先順位先頭に持ってきます。
で、高速起動をOFFにして起動待ち時間を5秒入れます。
これだけ設定すればLinuxでUSBブート可能になります。
面倒ですが、ここまでやれば後は同じです。
LinuxをUSBブートすればあとはLive、インストール通常通り。
Wubiで起動する際にもセキュアブートにひっかかりますので注意
●Ubuntu17.10.1 Live
USBメモリから普通に起動します。
何故かGPUが落ちるので不安定です。
Waylandの関係でしょうか?
●Ubuntu18.04beta2
Beta2で普通にUSB起動しました。
一応問題無さそうです。
●Android-x86
これもKernel4.9版でも問題なしです。
多分。
●まとめ
まずはUbuntuのLive起動のみ。
問題なく起動はしましたが別の小さいバグがありそう。
GPU関係がちょっと不安ですね。
勿論Wifiもワコムのタッチスクリーンも問題なく動きます。
電源関係が12Vなのが残念です。
というかHP Elite 1000も買っちゃったんですが・・・
スペックはほどほどにあるのでAtomよりかは速いです。
より*BSDでも遊びやすい機種です。
是非使ってみましょう。