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2017年12月07日

Debian+Wubi系列 KDE3 Q4OS インストールテスト その1


今回はQ4OSにWubiが採用されたのでインストールしてみました。
Debian系ですが、TrinityというKDE3系が入っており
MintのMateみたいなものでしょうか?

●Q4OS
DebianベースでKDE3系列の軽量デスクトップ。
Hakuna-M氏のWubi改を採用。
UEFI64bitやi386までサポート。
RaspberryPiやPine64、Pinebookなどサポート。
かなり癖のあるディストリです。
必要環境として

・最小環境
 Pentium300MHz、128MBメモリ、3GB HDD。
・UEFI64bit対応、LegacyBIOS i686〜i386まで
・Debian Strechベース
・Secure BootはOFF必須
・Grub選択画面が出ないので、gruf.cfgを直接編集。
・Wifiなどは別ダウンロード
・ストレージは7GB〜10GBは実質必要。
・Wubiを採用。Windows上から安全にインストール

と言った所かなぁ。
DebianベースだがUbuntuみたいな設計思想。
好きです。
でもこれは癖がありすぎてまだ使いにくい。

●Q4OS+Wubiインストール
Windows上で公式HPからインストーラーファイルを
ダウンロードして実行するとWubiインストーラーが起動します。
大体、10GB前後のストレージが必要だそうです。
ストレージ使いすぎ。Ubuntuで良いじゃん(爆
ユーザーネームを入れてインストールすると
だいたい30分前後でダウンロードしてインストール。
ここで再起動。
で、インストーラーが立ち上がるはずですが注意。
一応UEFIでSecure Bootを外しておきましょう。

1.Grubの設定画面が出ないので、
 GPUがブラックスクリーンする機種だと見えない
2.Kernel4.9LTSなので事前にドライバ検証必要。
 Windowsタブレットなど動かない機種ではやらないこと
3.最初の起動時にアプリのダウンロード設定が出るが、
 ストレージに余裕の無い時は最小にすること
 ストレージが一杯になると起動しなくなります?

という事で、よくよく考えると結構デンジャラスな仕様です。
画面が映らない場合は、Ctl+Alt+F2あたりでCUIログイン
画面を出して、
nano /boot/grub/grub.cfgのquietの前にi915.modeset=0を
追加して保存しましょう。
これでGPUを殺す事で画面が映る機種もあります。

インストーラーが起動すると、WMの設定と
追加パッケージの設定オプションが出てきます。
有線LANでネットに繋いでおきましょう。
アップデートが完了するとWMが起動します。
容量が足りなくなると起動できなくなるのでご注意。

削除するときは再びWindowsでインストーラーを実行すると消せます。
もしくはHDDからフォルダを削除します。


●まとめ
Wubiを採用したのは良いですが、
あくまでLinuxの動作検証済みのノートPCを使いましょう。
Liveイメージか何かで。
その後にQ4OSを入れてみましょう。
削除は簡単です。
Kernel4.9なのでBay-TrailとCherry-Trailは注意。
起動しないかも。
まあそれ以外の古い機種でテスト。
posted by kapper at 21:15 | Comment(0) | Q4OS
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