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2019年01月24日

PC-98対応 最新版DOSBox-X DOS/Vモード日本語化とJW-CAD DOS/V その4

Screenshot from 2019-01-24 20-16-03.png

今回はDOSBoxのDOS/Vモード日本語化して
JW-CAD DOS/V版を動かしてみました。
まあ昔もやりましたが記録するのを忘れて
追跡出来なくなっていました。反省。
今回DOSBoxとDOSBox-XでJW-CADを動かしてみましたので
記録に残します。
PC-98版も動きますが、多分設定が必要ですかも。
母艦OSをWindowsで使いたい人は/home/(ユーザー名)の記載を
C:\(フォルダ名)などドライブ構成名に変更しましょう。


●DOSBox上でのJW-CAD DOS/V版
DOSBoxで起動すると英語版なので、
日本語化してからJW-CADを起動すると普通に動きます。
DOSBox-Xの場合、何故かマウスドライバを入れなくても
マウス使えます。
何故だ・・・改良したのか・・・
便利なのでAndroidやiOSなどでも是非使ってみましょう。
一番重要な日本語化はこちらのサイト様をご参考。
本当に感謝です。

https://www.wizforest.com/diary/150831.html;p2

まず日本語化。
そしてJW-CADセットアップとインストール。
難しくはありません。

●DOSBox-Xの日本語化
参考サイト様のそのままです。
まずDISPVをダウンロードし、展開してホームフォルダに
保存します。
Linuxの場合、/home/(ユーザー名)/DISPV/
のフォルダを作って下に保存します。

http://www.hmsoft.co.jp/lepton/software/dosv/dispv.htm

次にフォントドライバFONTN。
同じ様にFONTNをダウンロードし、展開してホームフォルダに
保存します。沢山ありますがファイル名に注意。
Linuxの場合、/home/(ユーザー名)/FONTN/
のフォルダを作って下に保存します。

http://www.nanshiki.co.jp/software/index.html?etcdos

次に日本語フォント。平木敬太郎フォントをダウンロードして
展開してホームフォルダに保存。
Linuxの場合、/home/(ユーザー名)/FONT/
のフォルダを作って下に保存します。

http://wayback.archive.org/web/20161102053146/http://homepage3.nifty.com/silo/FONTV/

日本語と英語を切り替えるのに使うCHEJ
展開してホームフォルダに保存。
Linuxの場合、/home/(ユーザー名)/CHEJ/
のフォルダを作って下に保存します。

http://natrium.la.coocan.jp/software/index.html

先程保存した日本語フォントのFONTフォルダに
下記の内容をFONT.INIで保存。

cd FONT
nano FONT.INI

で下記をコピペして保存。

[CODE] ; Define code area.
F040 F0FC ; user font area
[FONT] ; Install font file.
GONHN16X.TLF
GONHN19X.TLF
GONZN16X.TLF

当然内容のTLFが同じフォルダにあることが必要最低条件です。
無いと画面が表示されませんのでご注意を。
でdosbox.conf の autoexec を追記して保存します。
まあホームフォルダに作っておきましょう。

nano dosbox.conf

下記を追記して保存。[autoexec]の後ろあたりに

[autoexec]
mount c /home/(ユーザー名)
c:
\fontn\fontnx /P=c:\font\
\dispv\dispvb
\chej\chej jp
\dispv\vmx 70

DOSBoxで使う際にはマウスドライバも追加しておきましょう。
保存したらdosbox.confのおいた場所からターミナルで
DOSBox-Xを起動します。
同じ場所から起動しないとautoexec.batは実行されません。
後、Cドライブの場所をホームフォルダに設定していて、
そこからの相対パスで[autoexec]の記載していますが、
フォルダ名を変えたい人は各自で修正しましょう。
ご注意を。

dosbox-x

でスクリーンサイズとフォントが変更されたらOKです。
日本語入力をしたい方はIMEを別途インストールが必要です。
面倒なので今回は割愛します(スマン

●JW-CAD(DOS/V)の起動。
JW-CADの本体をダウンロードしてホームフォルダに展開します。

https://www.vector.co.jp/soft/dos/business/se066706.html

展開したらsetup_v.exeをDOSBox-X上で実行します。

cd (JW-CADを展開したフォルダ)
setup_v.exe

そうするとCドライブのJWCフォルダにインストールされます。
ここで日本語が文字化けしていたらフォントが登録されていません。
autoexecとFONT.INIの設定とファイルの場所を修正しましょう。
なお、この時点でjw_cadv.exeを実行しても普通に起動します。

cd ..
cd jwc
jw_cadv.exe

これで設定がちゃんとしていればJW-CADが起動します。


●まとめ
とりあえず起動しました。
マウスドライバとIMEはググって登録してみてください。
簡単で結構便利です。
PC-98モードでも起動しますが、画面がちと再現できていないかも。
まずDOS/Vモードで使ってみましょう。



posted by kapper at 20:51 | Comment(2) | DOSBox

2018年03月05日

PC-98対応 最新版DOSBox-X アリスアーカイブス 闘神都市2プレイ その3

Screenshot from 2018-03-04 05-36-52.png

今度はアリスアーカイブスのプレイで
一例として闘神都市2をDOSBox−Xで
エミュってみました。
イメージファイルからDOSファイルを取り出す必要が
あるので結構面倒です。
D88イメージは取り出し方が分かっていないので
まだ未着手。

●アリスアーカイブスとDOSBox-X
DOS時代のゲームが無償配布されている太っ腹。
DOSBox-Xで使うにはイメージファイルの中のデータが必要です。
いや、イメージファイルをブート出来るはずなんですけど、
現時点ではPC-98モードでは非対応なはず。
まあそのうち。
細かい設定方法は前回に書いたので割愛します。


http://retropc.net/alice/menu.html


この中でWindows版アーカイブやCDイメージは
WINEで動くのであえてDOSBox-Xを使う必要はありません。
好きな方で。

●闘神都市2でテストプレイ
まずこちらを読みましょう。


http://blog.goo.ne.jp/gekigangar/e/f77579561acb5d87d1c78151a79d8883


結構手間です。
Windows版をWINEで遊びたい人はこちら。

http://fairydoll.net/t2/t2.html

まあどちらでも良いです。
お好きな方で。
で、DOSBox-X。
ダウンロードして展開すると、
IMGイメージファイルが沢山出てきますので、DiskExplorerを
WINEで起動して中のファイルをHDDに保存します。
これが面倒。
で、今度はLZHファイルが出てくるので、
更にLHASAで展開して保存します。
これでやっとDOSBox-Xで使えます。
例のごとく、フォルダ名を短くして楽な位置に置きましょう。
起動。

dosbox-x --startgui

同じ様にMachineをpc98にして起動。

mount c /home/(ユーザー名)/toushin2
t2

で起動するはず。
フォルダ名は自分の指定した名前にしておきましょう。
全てのイメージファイルとLZHファイルを一つのフォルダに
解凍して集約する必要があります。
面倒ですけど。

●まとめ
闘神都市2が起動しました。
D88イメージはちょっと展開する方法が分かりませんけど。
同じように遊べるのではないでしょうか?
イメージファイルから直接ブート出来る様になれば
楽に遊べるはずです。
posted by kapper at 07:14 | Comment(0) | DOSBox

2018年03月04日

PC-98対応 最新版DOSBox-X 旧作東方体験版プレイ その2

Screenshot from 2018-03-04 09-34-04.png

前回はWindowsとUbuntuにDOSBox-Xを導入してみました。
今回は旧作東方の体験版をDOSBox-Xで遊んでみます。
製品版はもう購入できないのが残念ですが・・・

●DOSBox-XとPC-98対応
前にブログに書きました。
そちらもご参考までに。
Windows版はバイナリ配布、
Ubuntu他はソースコードからビルドします。
またUbuntu他のソースコードにFREECG98.BMPが無いので
ダウンロードして/usr/share/dosbox-x/に貼り付けして下さい。

ここから最新版をクリックしてダウンロードしてみて下さい。
http://www.emucr.com/search/label/DOSBox-x?&max-results=16





●旧作東方の体験版
こちらに公開されています。
体験版なので制限がありますが、無料です。
4作品分あります。
ダウンロードします。


http://www.kt.rim.or.jp/~aotaka/am/get.htm


LHA形式なので展開します。
Ubuntuの場合、LHAは標準で入っていないのでインストール

sudo apt install lhasa

で展開。

lhasa e (ファイル名)

まあ、ダブルクリックしてNautilusからでも展開出来ます。
で好きなフォルダに保存。
ホームに近い方が楽かも

mkdir /home/(ユーザ名)/touhou

でコピーします。
フォルダの名前は自由ですが、DOSなので短いほうが良いです。
8x3しか表示出来ませんし。

でDOSBox-Xを起動

dosbox-x --startgui

で、DOSBOXの項目をクリックしてMachineの
svga_s3をpc98へ小文字で入力して修正して閉じると
DOSBOX-xが起動します。
Windowsの場合はオプションの項目から辿って変更。
起動したらHDDをマウント

mount c /home/(ユーザー名)/
c:
cd touhou
GAME.bat

マウントポイントは自分で好きに指定できます。
Windowsの場合はC:\〜みたいに自分で入力します。
オート入力は機能しないので短いほうが楽です。
すると、サウンド設定モードを適当に選択すると
旧作東方が起動するはずです。
簡単ですよね。

●CPU負荷的には?
CF-NX2のUbuntu17.10のtopで
18.6%前後です。
起動したり止めるとCPU負荷が30%前後まで増加します。
まあ、その程度であればPCなら問題ない程度でしょう。

●まとめ
多少設定が必要ですが、
DOSBox-Xで旧作東方が遊べます。
MusicRoomを鳴らすだけでも美しいサウンドで大満足です。
DOSBoxは環境設定が楽なのでありがたいです。
PC-98エミュレータは慣れるまで敷居が高いかもしれません。
是非DOSゲームを遊んでみましょう。
posted by kapper at 12:58 | Comment(0) | DOSBox

2018年02月18日

PC-98対応 最新版DOSBox-X (2018/02/15) その1

DOSBOX98.jpg

今回は2017年12月頃にPC-98に対応した
DOSBox-Xをテストしてみました。
何故かUbuntuでビルド失敗したので
Windowsです。

●DOSBox-Xとは
DOSエミュレータのDOSBoxをフォークしたプロジェクトで
公式とは別に開発が進んでいます。
今回はPC-98のDOSのテストです。
DOSboxはx86エミュレーション、BIOS、
フォント、DOSの各エミュレートを実装しており、
改造追加なしでそのまま動かせる所が便利です。
アプリだけを拾ってきてHDDに置いておくだけです。
PC/AT版は昔からありましたが、PC-98版は無かったです。


DOSBox-X Changelog:
PC-98 FM synthesis fixed not to initialize itself
again when rebooting, which fixes a problem with
garbled FM synthesis after rebooting.
Removed some now-unnecessary SDL Video quit/init
calls from Windows builds.
machine=pc98 now starts entire emulation in PC-98
mode instead of booting up in IBM PC mode and
switching to PC-98 mode.
Initial "BIOS" startup screen now operates in
PC-98 mode when machine=pc98.

Changelogは毎週の様に更新されるので
新機能やバグフィックスがガンガン入ります。
旧作東方も遊べるそうです。
活発なコミュニティです。

DOSBox全体の長所は
・ありとあらゆる環境に移植
・16bitOS対応。Windows9xが起動
 Linuxや*BSDは動かない
・BIOSとDOSが最初から入っている
・HDDマウント、CDROMマウント可能。
 直接データのやり取りが可能なのでイメージファイル不要
・速度はそこそこ速い。
・VoodooからLANまで対応
・今回PC-98にも対応。
 ANEX86.BMP or FREECG98.BMP. FREECG98.BMPから
・386、486からPentium、PentiumProまで対応

●DOSBox−Xインストール。
今回はUbuntuでビルドエラーが出たので、
Windows版を使います。
まず本家HPより最新版をダウンロード。
最新版はEmuCRのサイトより。


http://www.emucr.com/search/label/DOSBox-x?&max-results=16


展開して実行するとDOSが立ち上がります。
Cドライブをマウントします。

mount c "C:\"
c:

みたいな感じで後はEXE実行ファイルを動かします。
細かい事はSlideshareを。



●PC-98対応
PC-98動作するには
上バーの
Main-Basic configuration-machineを
svga_s3をpc98に書き直すだけ。
後は再起動すればPC-98が起動します。
アプリはVectorなどで入手。

あとはソースコードからビルドするとFREECG98.bmpが
入っていないらしいので、日本語表示がされないようです。
ここからダウンロードしてコピーしましょう。

https://raw.githubusercontent.com/joncampbell123/dosbox-x/master/font/FREECG98.BMP

ダウンロードしましたら、コピー

sudo mkdir /usr/share/dosbox-x/
sudo cp FREECG98.BMP /usr/share/dosbox-x/

詳しくはこちらに報告されていますので、
ご一読を。

https://github.com/joncampbell123/dosbox-x/issues/571

●まとめ
長年ほしかったアプリが登場。
BIOSとかOSとか面倒なのなしで使えます。
ビルドさえ出来ればどんな環境でも動くので
面白いでしょう。
Ubuntuでもビルドして使ってみたいですね。
是非使ってみましょう。
posted by kapper at 15:42 | Comment(0) | DOSBox

2016年01月31日

Netwalker Labo 東海道らぐ2016年2月名古屋 講演資料 「DOSBox for beginner はじめてのDOSBox」#東海道らぐ #DOSBOX

2/20の東海道らぐ名古屋LT大会として講演致します。
2/20(土)13:00〜 昭和生涯学習センター 2F 和室2です。
現時点で出来た部分までで正式版として公開致します。

I will speak about 「DOSBox for beginner 」
to February 20 in Nagoya,Japan.
The it is possible to have material now and then published.

東海道らぐの公式HPはこちらです。

 東海道らぐ 

  Netwalker osc tokaidoLT201602.pdf




1、東海道らぐ名古屋向けとして公開します。
  ダウンロードはPDF、データ閲覧はSlideshareなどを使っています。

2、資料に誤りや公開上問題がありましたら修正しますので
  ブログまで是非ご連絡頂けましたら大変助かります。

3、内容はx86に関係する内容とARM全般の内容が混在しています。
  DOSBoxを動かす方法を纏めました。
  短い時間15分なので、ざっくりな内容です。
  海外の発表資料と共有化するために一部英語で作りました。

4,次回のネタ大募集中です。
  Kapperのセミナーは皆様のご意見を反映する形で、
  実施するつもりで計画を立てています。
  是非ご意見下さい。
posted by kapper at 23:32 | Comment(0) | DOSBox
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