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2014年09月28日

Netwalker実験所 OSC2014東京Fall 講演資料 更新ほぼ最終β版公開2 #osc14tk

10/19にOSC東京2014にARM Linux関連でDynabookAZ Ubuntuなどを
モチーフとして出展、講演致します。
現時点で出来た部分まででネタ的に一応ほぼ最終β版として公開致します。
雑な作りになり申し訳ありません。
ちなみに講演会場が3F 304室に変更になったそうです。
時間と場所よろしくお願い致します。

下記の点にご注意願います。
是非不具合点とご意見をお教え頂きたく何卒宜しくお願い申し上げます。

 Netwalker osc Tokyo2014 beta.pdf

1、資料はまだ作成中で今後修正する可能性があります。
  ストーリー概要の整理の段階でネタ切れしてまして文字ばかりです。
  ページ的には45分いっぱいいっぱいになってきてます。
  また不足分と会場でのご意見はKOF報告時などで反映させて下さい。

  出来れば更新したいネタ
  ・U-bootの説明が不十分。自分で読んでも良く分からない。纏めきれない。
   情報はあるけどまとめるのが難しい。調べ直したい
  ・DynabookAZはまだRaspBerryPiと比べて進んでいない部分が沢山あるので
   RaspberryPiの情報を加えて補完したい。
  ・*BSDのARM関連の情報を追加したい。特にROMに直接書き込んでるブートローダー関係。
   RaspberryPi関係とNetwalker、Kobo、Zaurus、W-zero3とか。
   非常に興味ありますがまだ頭がついていきません。情報入手出来ていません。
   申し訳ありません。
  ・後半文字ばかりなので絵や図を入れたい。
   良いのが思いつかないです。
  ・なぜAndroidじゃなくてUbuntuや他OSを入れたいのか、使いたいのか?
   一般層から見て興味を持つ動機は何なのか?と2chで質問ありました。
   ストーリーの根底を覆す難しい質問で正直悩んでますw
   良い知恵を思いついたら追加修正します。

2、資料に誤りや公開上問題がありましたら修正しますので
  ブログまで是非ご連絡頂けましたら大変助かります。

3、内容はDynabookAZに関係する内容とARM全般の内容が混在しています。
  もちろんARM Linux全体像の為、動作しない内容もあります。ご容赦願います。
  (主にUnlockやブートローダー他。)

4,他のAndroid機種関連、FirefoxOSなど他のOS関連、
  ブートローダー他の情報はまだKapperが勉強不足で
  個別の対応までついてこれていません。
  残念ですがご質問を頂いてもご回答出来ませんのでご理解願います。
posted by kapper at 18:52 | Comment(0) | Dynabook AZ

2014年08月18日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu CUI用Pidginクライアント Finch その28

前回の延長上で申し訳ありませんが今回もPidginで
CUIクライアントのFinchを試してみました。
前回のPurple-Lineプラグインを追加する事で
CUIでLINEのチャットが出来る様になります。
低スペックな機種でお勧めです。

○Finchとは
FinchはLinuxでスタンダードなIMツールであるPidginの
CUI版で多数のプロトコルに対応しつつも軽量であります。
またTwitter、Facebook、SkypeやLINEも対応しまして、
高機能化しています。
CUIで困らない方には便利かと。

○Finchのインストール
Ubuntu標準のレポジトリに入っていますので
普通にインストール。端末から、

 sudo apt-get install finch

後は端末から起動するだけです。
機能その他は全てGUIのPidginと同じです。
ログイン画面もユーザー認証も同じです。
ただ登録にブラウザが必要なプロトコルもありますので注意。
ちょっと操作性が全部キーボードなので違いますが。

○簡単な操作方法
Pidginの場合複数の窓=Windowが出てきて選択できますが
Finchの場合、マウス操作出来ないのでキーで切り替える必要があります。
細かい方法はこちらから

 Using Finch

・Alt + a
 アカウント窓などのリスト表示
・Alt + n
 次の窓へ移動
・Alt + p
 前の窓に移動
・Alt + w
 窓リストの表示と移動
・Alt + c
 窓を閉じる
・Alt + q
 Finchを終了する
・Alt + m
 窓を移動する
・Alt + r
 窓をリサイズする


○まとめ
LINEが使えるCUIクライアントという意味では重宝します。
若干負担が小さいので遅い機種でもある程度は使えます。
興味のある方は是非使ってみて下さい。
posted by kapper at 23:00 | Comment(0) | Dynabook AZ

2014年08月11日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu Pidgin用LINEプラグイン Purple-line その27

今回はLinux対応のPidginでLINEが動くとの事で試してみました。
LINEのプロトコルを解析して移植したとの事だそうです。
purple-line自体はソースコードが公開されていますので
他のメッセンジャーに移植するのは難しくないかもしれません。
LINEと言っても確認出来たのはIMだけですけど。
最新のUbuntu他環境なら全て動くはずですがここに書いておきます。
興味のある方は是非試してみて下さい。

◯Purple-Lineとは
LINEのプロトコルを解析して作成されたPidginのプラグインです。
PidginはLinuxでは主要なマルチインターネットメッセンジャーで
プラグインを使えば様々なプロトコルに対応しております。
今回LINEも移植されました。
他にもFacebookやSkype、Twitterなども対応しています。

 purple-line

 Pidgin ThirdPartyPlugins

今回はこちらのHPを参考にさせて頂きました。
ほぼそのままの内容で動作します。感謝です。

 LinuxでLINEにアクセス

実は作者さんが2chのLinuxでLineを使うスレに14年3月にいらっしゃって公開されていた様子。
Kapperも2chを隅から隅まで見ている訳でないので気づきませんでした。
Twitterとかに依存している方には恐らく気づきませんね。
情報社会の落とし穴といいますか、囲い込み文化というものは
得てして視点を狭くする事が多いので難しい所です。
コミュニケーションの課題といいますか、文化と言いますか。

◯Purple-Lineのインストール
やり方は参考サイトそのままです。
ソースコードからコンパイルが必要なので少し面倒です。
ARMやUNIXに移植できるという前提なのは大変助かります。

まずPidginのインストール

 $ sudo apt-get install pidgin

purple-lineをコンパイルするには
libpurpleの開発環境とApatch thriftが必要です。
libpurple0はUbuntuのレポジトリから入れます。

 $ sudo apt-get install libpurple0 libpurple-dev libpurple-bin

次はthriftです。コンパイルに
 $ sudo apt-get install libboost-dev libboost-test-dev libboost-program-options-dev libevent-dev automake libtool flex bison pkg-config g++ libssl-dev python-dev

次に最新のソースコードを本家Gitからダウンロードしてきて解凍しておきます。
解凍したら以下のコマンドを入力していきます。

 $ cd (解凍したディレクトリ)/thrift-*/
 $ ./configure --without-tests
 $ make
 $ sudo make install

これで thrift も用意出来ました。
パッケージを作るならcheckinstallしておきましょう。
で本体もコンパイルします
まずはソースコードの取得です。 git コマンドなら下記、無ければHPから。

 $ git clone http://altrepo.eu/git/purple-line.git/


 $ cd (ダウンロードしたディレクトリ)/purple-line*
 $ wget http://altrepo.eu/git/line-protocol.git/blob_plain/HEAD:/line_main.thrift
 $ make
 $ sudo make install
 $ sudo ldconfig

以上で完了です。
DynabookAZで作成したARMhf野良パッケージを一応置いておきます。
パッケージ依存環境を指定してませんので
ARMhf環境なら全て動くはずですが責任は一切持ちません。



・起動してみる

この状態でPidginを起動すれば
アカウント種の中にLINEが追加されていますので
ユーザー名 に メールアドレス を入力して
パスワードを設定すればログインすることができます。
通常携帯電話でLINEを使っている人はメールアドレスを設定していないはずなので
注意が必要です。

初回ログイン時にはPidginに表示される4桁の数字のPINを
携帯電話側に入力すれば設定完了となります。
後は普通にIMがつながります。

◯まとめ
無事にPidginからLINEがつながりました。
音声通信までは確認出来ませんが。
Linuxでは動かない動かないって思っているものが動くとうれしいですね。
UNIX汎用のPidgin環境でソースコードからコンパイルして動作させれるのは
かなり応用範囲が広いので期待出来ます。
まあ面倒とか言わず是非使って見てください。
posted by kapper at 09:22 | Comment(0) | Dynabook AZ

2014年07月22日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu 14.04LTS Lubuntuカスタマイズ XP風 LubuntuXP threeflavors 1.1 その26

LubuntuのテーマをXP風に出来るテーマがあるそうなので
DynabookAZのLubuntuに入れてみました。
基本的にテーマとアイコン、壁紙を置き換えるだけなので
弊害は全くありません。
話のネタにでも試してみてください。

○Lubuntu XP three flavors 1.1とは
Lubuntu向けのXP風テーマです。
Xfce-Look.orgに落ちていました。
この手のものは沢山ありますのでこれもLinuxの醍醐味と思って
各自好きな様に試してみてください。
リンク先はこちらです。

 Lubuntu XP three flavors 1.1

○Lubuntu XP three flavors 1.1のインストール
インストールの解説はこちらを参考にしました。

 How To Make Lubuntu Look Like Windows XP
 
まず上の本家サイトより関連ファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたら圧縮ファイルを展開します。

展開したら画像ファイル3つとテーマフォルダが3つ出てきますのでコピーします。

・画像ファイル3つはピクチャ(どこでも良い)のフォルダにコピー
・テーマフォルダは/home/(ユーザー名)/.themes
 という隠し.フォルダを作成してそこにコピーします。

まず画像ファイルを設定します。

・メニュー⇒デスクトップの設定⇒外観⇒壁紙 xpbp.jpg
・左下メニューアイコンをクリック⇒メニューの設定
 ⇒アイコン xpstart.png
・下LXPanel右クリック⇒パネルの設定⇒外観⇒xpbg.jpg

テーマを設定します。3つあるものから好きなのをどうぞ

・メニュー⇒設定⇒ルックアンドフィールを設定します
 ⇒ウィジェット⇒XP Blue他
・メニュー⇒設定⇒ルックアンドフィールを設定します
 ⇒ウィンドウ境界⇒XP Blue他

切り替わるはずですがもし変わらない場合はログアウトしてみましょう。

○まとめ
簡単にLubuntuをXP風にカスタマイズ出来ます。
XP以外にも他にありそうなので各自の趣味で色々と遊んでみてください。


posted by kapper at 01:37 | Comment(0) | Dynabook AZ

2014年07月20日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu 14.04LTS Firefox高速化 plugin-container停止 その25

Firefoxを使っていますと極端に重くなります。
なんじゃこりゃ、と思われている方が結構いるのではないでしょうか。
勿論Fiirefox全般に通じる事なのでNetwalkerや他のOSでも
同じように動作するはずです。
是非試してみてくださいな。

○plugin-containerとは
plugin-containerとはFirefox3.6.4より採用されました
クラッシュ防止機能の事ですがメモリやプロセスを結構食う事で
あまり評判がよくないのが現状です。
DynabookAZにはなんと常時約95%ものプロセスを食います。
当然1コア分しかCPUを使えない訳でありまして、
プチフリが激増します。
止めてしまいましょう。

○plugin-containerの停止
参考HPはこちらから。大変感謝です。

 1.ロケーションバーに[about:config]と入力しEnterを押す。
 2.[細心の注意を払って使用する]をクリックし、設定画面を開く。
 3.[フィルタ]欄に[dom.ipc]と入力する。
 4.一番上の[dom.ipc.plugins.enabled]をダブルクリックしFalseに切り替える。
   上から5つまで全てFalseであればOK
 5.Firefoxを再起動する。

端末からtopコマンドを実施して、
プロセスにplugin-containerが無ければOKです。
元のサクサクぶりに戻るはず。

◯まとめ
Netwalkerで使っていた以前よりも激しい挙動になっています。
やけにLubuntuが重いなと思ったらtopコマンドで見てみて
まずこいつを疑ってみましょう。
へんなプロセスが占有していたら止めて環境改善します。
相性の良さ悪さがありますので
思い切って使いこなします。
posted by kapper at 11:54 | Comment(0) | Dynabook AZ

2014年07月18日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu 14.04LTS TRIM Writebackキャッシュテスト その24

まだDynabookAZのプチフリーズが止まらないので
さらに踏み込んで軽量化を仕込んでみる。
前回のTrimに加えWriteBackキャッシュも組み込んでみます。
フリーズした際にデータが消える恐れもありますが、
個人のPCである限り気にする必要はあまりないかも。

◯TrimのWritebackキャッシュ
内臓のSSDは書き込みがやたら遅いので書き込みコントロールして
アクセスを調整する事で高速化してみます。


◯WriteBackキャッシュの設定
まずTune2fsを使って端末からWritebackキャッシュを設定します。
メインの/dev/mmcblk0p7をまず設定します。
EXT4専用です。

sudo tune2fs -O has_journal -o journal_data_writeback /dev/mmcblk0p7

次にインデックスの設定を行います。

 sudo tune2fs -O dir_index /dev/mmcblk0p7

次に/etc/fstabを下記の内容に書き換えます。

 none /proc proc nodev,noexec,discard,nosuid 0 0
 UUID=9caf4367-fe91-469c-bfe6-5a1e7c771e63 / ext4 defaults,noatime,discard,nodiratime,data=writeback,nobh, 0 1


各オプションの効果
writeback :ファイルシステムを速度重視のモードにする ※注 1
nobh :バッファとデータの関連付け ※注 2
noatime :最終アクセス時刻の更新を止める
discard : 「廃棄」オプション= TRIM のサポート ※注 3

あと仮想メモリの設定にはsysctl.confに追記します。
 
 sudo leafpad /etc/sysctl.conf

 vm.swapiness = 10
 vm.dirty_writeback_centisecs = 1500
 vm.dirty_background_ratio = 5
 vm.dirty_ratio = 10

設定したら再起動。
動作確認。

◯まとめ
ちょっとづつですがプチフリがなくなっていきます。
PCがフリーズしたら一部データが保存されないかもしれませんが、
個人で使うなら問題ないかと思います。
もう少し快適にDynabookAZでUbuntuを使いたいですよね。
posted by kapper at 22:24 | Comment(0) | Dynabook AZ

2014年07月17日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu 14.04 最新版Mikutter3.0.3動作テスト その23

ついでにUbuntu14.04でも最新版Mikutterを動かしてみます。
Ubuntu標準のMikutterは2.2です。
普通にRuby1.9.2が対応していますので、
ファイルをダウンロードして実行するだけです。
特別な事は何もありません。

◯Ubuntu上でのMikutter
MikutterはUNIXで特に支持の高いTwitterクライアントです。
高機能で開発が進んでおりユーザーも多いです。
また汎用Rubyを使用しているので、様々な環境でも動きます。
サポートアウトしたNetwalkerでもpkgsrcを使えばRubyとMikutterが動きます。
せっかくなので最新版Ubuntu14.04でも使ってみましょう。

◯Ubuntu14.04でのMikutter3.0.3
特別な事はありません。
まず普通にMikutterをインストールします。

 sudo apt-get install mikutter

インストールされる環境はMikutter2.2です。
Ruby環境もまとめてインストールされます。
本家HPから最新版Mikutterをダウンロードして展開します。
端末から展開したフォルダで実行するだけです。

 cd mikutter
 ruby mikutter.rb

最新版のMikutterが起動できたはずです。
実行ファイルを動かすだけで特別な事はしていません。申し訳ありません。

◯まとめ
色々とテストしてみましょう。
どんどん高性能になっていってますね。
環境を一切触らなくても大丈夫なので
壊れる心配無しで実行してみましょう。
posted by kapper at 21:45 | Comment(0) | Dynabook AZ

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu 14.04LTS 高速化 Zram-config停止 その22

お次は高速化として圧縮メモリSwapのZram-configを停止します。
以前はサクサクだったDynabookAZが相当もっさりなので
ちょっと苦渋の千択ですがZramを止めます。
メモリに余裕はなくなりますが元のサクサク感が帰ってきます。
動画を見る人やメモリを使わない人にはお勧めです。

◯LubuntuのZram-config 圧縮メモリSwap
Lubuntuの13.10からは標準でZramが動作する様になったそうです。
Zramはメモリ上で圧縮してSwapする優れた機構で
十分にメモリのない環境では重宝します。
ただ、CPUパワーが十分でない場合はメモリ圧縮にかなりの負担がかかります。
ケースバイケースですが、

初期設定ではメモリ1/2を使った段階でSwapが発生するそうです。
DynabookAZの場合はメモリが440MBしかありませんので
半分の220MBとなると起動した段階で使い切っている可能性があります。
つまり起動後に何かを動かすと常にメモリ圧縮、読み込みを繰り替えして
もの凄いCPU負担が常に掛かっている状態になっていると推定します。
Youtubeやニコニコ動画も一応再生できるせっかくのスペックを食いつぶして
パラパラアニメ状態になってしまいます。
Zram-configの設定を変更するか、Zramを止めるかが必要かもしれません。

◯Zramのアンインストール
止めるのは簡単でZram-configを削除すれば一応止まります。
端末から

 sudo apt-get purge zram-config

削除したのち、再起動すればZramは止まります。
また設定ファイルが、/etc/init/zram-config.confにありますので
この設定を書き換えてしまう方法もあります。
またDaemonとしてのZramを止める方法もありです。

 sudo service zram-config {start,stop,status,restart,reload,force-reload}

メモリを使わない場合は止めてしまいましょう。
LibreOfficeとか立ち上げなければある程度は何とかなるはずです。
細かい設定方法はこちらが詳しいので参考にしてみてください。

 Disabling zram-config in Lubuntu 13.10

◯まとめ
メモリは特に少ない機種なので常に節約を念頭に入れる必要があります。
CPUパワーもそれ程余裕がある訳でもありません。
確かに13.04以前のDynabookAZはそれなりの速度だったかもしれませんが。
オーバークロックするなり省メモリなWMを使うなり
各自で使い方を工夫してみるしかなさそうです。
posted by kapper at 21:28 | Comment(0) | Dynabook AZ

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu 14.04LTS SSD高速化 Trim有効テスト その21

DynabookAZのUbuntuがメモリ問題でかなり重たいので
色々と使う前に軽量化が必要です。
一個づつネタにしてみます。
まずTrimの有効化です。
Lubuntuでは初期設定でTrimを切ってありますので
興味のある方は使って見てください。

◯UbuntuのTrim設定
SSDの長寿命化のためにLinuxでもTrimが使えるようになっていますが
何故かLubuntuでは初期設定でOFFにしてあります。
SSDの長寿命化には役に立ちそうなので
興味のある方は使って見てください。
ディスクフォーマットとしてEXT4が対応しています。

◯Trim設定方法
設定方法は簡単です。
/etc/fstabの設定にdiscardを付けるだけです。
端末から設定してみます。

 sudo leafpad /etc/fstab

設定前ではこんな感じですがdiscardオプションを追加します。

 none /proc proc nodev,noexec,nosuid 0 0
 UUID=9caf4367-fe91-469c-bfe6-5a1e7c771e63 / ext4 defaults,noatime,nodiratime 0 1

変更後

 none /proc proc nodev,noexec,nosuid 0 0
 UUID=9caf4367-fe91-469c-bfe6-5a1e7c771e63 / ext4 defaults,noatime,discard,nodiratime 0 1

保存したら再起動してみましょう。
微妙に体感速度が変わっているはずです。

◯まとめ
小さな事ですが、効果はありそうです。
ただファイルが保存されないこともありそうなので
電源を落とす時と自動レジュームには注意しましょう。
興味のある方はどうぞ。
posted by kapper at 20:54 | Comment(0) | Dynabook AZ

2014年07月14日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu 14.04LTS Trusty Tahrアップグレード その21

2台目DynabookAZを復活させました。
実はAZ用の14.04は開発版で止まっておりまして公開されておりません。
Kernelの問題でしょうか?
DynabookAZにUbuntu13.10から14.04にアップデートしました。
今の所大きな問題はありません。

〇DynabookAZのUbuntu14.04
DynabookAZのUbuntuは11.10から公式サポートされまして、
12.04〜13.10と続いております。
14.04のIMGファイルが公開されなった事を受けて
Kapperの所にも多数相談がありまして急遽テストしてみました。
今回は13.10をインストールして14.04にアップデートする方法です。
Ubuntuの本家LaunchPadには色んな苦情が来ているようですが、14年7月時点では
特に問題はなさそうな感じで普通に使えます。

〇Ubuntu14.04のアップデート
〜13.10までのインストール方法は以前と全く同じです。
今回は割愛します。
Mini-USBでNVFlashが認識しない場合はケーブル相性の問題がありますので
まず普通にAndroidを立ち上げてUSBストレージとして接続させてみます。
もし認識した場合にはAZ側でUSBストレージとして表示されますし
母艦側で

 lsusb

として表示させますと認識しているNvidia〜が表示します。
それを確認してから再度インストール作業を行ってみて下さい。

OSのアップグレードは面倒なのでGUIのツールを使って半自動で行います。
 メニュー⇒システムツール⇒ソフトウェアの更新
を使いまして14.04までアップグレードします。
とりあえずOS任せにしてみましょう。

○アップデート後で気になった点
動作上の問題ではありませんが気になった点を下記に追記。

・ランチャー右端に無線LANのアイコンがない?
  nm-appletが起動していないだけです。
 実行してみましょう。

・日本語化されてない?
 日本語関連ファイルが入っていない事がある様です。
 メニュー⇒設定⇒言語サポート
 から日本語を選べば半自動的にインストール出来ます。
 ログアウトして再度立ち上げてみましょう。

・音を再生する
aslamixerで設定するだけです。

  sudo alsamixer

で左から10列目の「speaker0」を上キーを押して
VmidからSpeakerに切り替えましょう。
ポツっと音声ノイズが入って切り替わればOKです。
分かりにくい場合は試しに音楽を流しながら設定変更してみましょう。

・GPUにtegra2 GPU Driverを入れてみる
Tegra2Driverは14.04で削除されてますので別のdebが必要です。
13.10の依存関係のxorg-video-abi-14が競合します。
こちらのパッケージを入れましょう。

 nvidia-tegra_16.3.0~Konkord96_armhf.deb

MplayerでMP4動画を再生します。
今回は無事再生されます。
音も出るようになりました。

・スクリーンセーバ
自動的に画面が真っ暗になりまして実はXscreensaverが動いています。
画面表示が出来ない?
「CTRL」+「ALT」+「F5」でコンソールの画面を表示して
「CTRL」+「ALT」+「F7」で元の画面に戻します。

スクリーンセーバも無事動作する様になってます。
ただし後標準では蓋を閉めた時にサスペンドにならない様になっているので
電源管理のAC電源とバッテリ電源でラップトップの蓋が閉じられた時
サスペンドの設定に切り替えると良いです。
そのまま付きっぱなしでバッテリが空になりますw

・日本語キーボード設定
実はインストール直後はUSキーボード設定だそうです。
日本語設定に変更しましょう。
こちらを参考にしました。感謝です。

 sudo leafpad /etc/default/keyboard

からpc105設定を下記に変更。

 XKBMODEL="pc106"
 XKBLAYOUT="jp"

次にXmodmap。

 leafpad /home/(User名)/.Xmodmap

下記に書き換え。

 keycode 81 = backslash bar
 keycode 84 = backslash underscore
 keycode 234 = Escape

保存して再起動。

・偽Flash Player Plugin
純正のFlash Player Pluginが対応していないので
偽プラグインでとりあえずごまかします。

 sudo apt-get install browser-plugin-gnash
もしくは

 sudo apt-get install browser-plugin-lightspark

一応動作します。とっても遅いですが。
Youtubeやニコニコ動画はHtml5の方がやや速いです。
GPUを機能させないとダメですかね?

・Chromium-browserの挙動不審
Chromium−Browserが挙動不審です。Firefoxを使いましょう。
文字入力が出来なくなります。
何か良い方法ありませんかね?

・Firefoxの挙動不審
ブラウザ経由でファイルをダウンロードしようとすると落ちます。
応急処置としてリンク先をコピーしてwgetとかで落とします。
何故でしょう?

〇まとめ
まずはこんな所でしょうか。
Ubuntu14.04も使う分には全く問題はありません。
5年サポートのLTSなのでまだまだ当面使えますね。
ただ久しぶりに使うとやけに重く感じます。
多分ZRAMの関係で圧縮SWAPが動いている為です。
省メモリを徹底させないとダメでしょうか。

細かい設定がいるかもしれませんが基本は以前と同じです。
大きな変化はありません。
メモリ問題が最大の敵でしょうね。
posted by kapper at 00:12 | Comment(0) | Dynabook AZ

2013年07月21日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu raring chromium-browser アップデートエラー対策 Pin-Priority設定 その20

Dynabook AZのUbuntu Raringを使っていますと
Chromium-browserに謎のエラーが出ます。
実はアップデートしたバージョンにバグがあるのですが、
放置されてて対処されそうにないのでバージョンを落としてみます。
メインブラウザが使えないのは不便なので
Firefoxを使っていない人は是非試してみましょう。


〇/etc/apt/preferences設定について
Debianのマニュアルを読むに、aptの設定としてPin-Priorityを設定する事で
インストールするバージョンの指定が出来るとあります。
つまりこちらの指定したバージョンに基づき指定しないアップデートを
インストールしないで使う事が可能です。
だからと言って安全ではなく、ユーザー側で危険なアップデートを指定した場合は
破損を避けられない事もありますので注意。

最新版Chromium-BrowserのバグはnVidia Tegra 2のNeonコードと互換性がないのかも、
なんて書かれています。
元もバージョンに戻せば一応動作します。

 Chromium crashes with the error "Illegal instruction (core dumped)" with the newest apt-get version on Toshiba AC100, lubuntu 13.04


〇/etc/apt/preferences設定方法
今回はこちらを参考にしました。

パッケージのバージョンを固定する – ubuntu pinning /etc/apt/preferences

まずエラーしているChromium-Browserをインストール済みの人は削除します。

 sudo apt-get purge chromium-browser

Pin-Priorityを設定します。

 sudo leafpad /etc/apt/preferences

で下記の文章を貼り付けて保存します。

Package: chromium-browser
Pin: version 25.0.1364.160-0ubuntu3
Pin-Priority: 990

Package: chromium-browser-l10n
Pin: version 25.0.1364.160-0ubuntu3
Pin-Priority: 990

Package: chromium-codecs-ffmpeg
Pin: version 25.0.1364.160-0ubuntu3
Pin-Priority: 990


でアップデート

 sudo apt-get update
 sudo apt-get install chromium-browser


これでレポジトリを安全に使えるはずです。
ちなみにこのPin-Priorityの場合、勝手に新しいバージョンを
インストールする事はまずありません。
手動でインストールが必要です。自己責任で。


Pin-Priorityの内容はこちらです。

 Pin-Priority 意味
・0未満(マイナス値) インストールしない
・(1) NotAutomatic アーカイブ (experimental や backports 等) の priority
・1-100 指定すればインストールできるが、アップグレードの対象にはならない
・(100) 現在インストールされているパッケージの priority
・101-500 通常のアーカイブよりも優先度が低いが、指定してインストールしたものはアップグレードの対象になる
・(500) 「ターゲットリリース」に指定されていない通常のアーカイブの priority
・501-990 「ターゲットリリース」指定のアーカイブよりも優先度が低いが、アップグレードの対象になる
・(990) 「ターゲットリリース」に指定したアーカイブの priority
・991-1000 現在インストールされているパッケージよりも新しければ「ターゲットリリース」指定に関係なくインストールされる
・1001以上 ダウングレードしてでもそのパッケージをインストールさせる

〇まとめ
とりあえず使える様になるはずです。
時限的な処置なので、バグ対応されたらpreferencesを削除しましょう。
その際はPin-Priorityを各自設定しましょう。自己責任で。
壊れてもフォローは一切出来ません。
posted by kapper at 23:03 | Comment(0) | Dynabook AZ

2013年07月19日

モバイルTegra2 Dynabook AZ HDMI外部モニタ xrandr その19

Dynabook AZの液晶モニタを割ってしまい半壊になってしまいました。
このままだと使えないのでモバイルは諦めてHDMIを
通じて外部モニタに接続してみました。
表示が荒いですが大画面で使えるので
興味のある方は試してみて下さい。

○マルチモニタとxrandr
幸いHDMIがLinuxでも使えますのでxrandrで設定してみます。
勿論HDMIケーブルとモニタが必要です。
AndroidだけでなくUbuntuでもマルチモニタ出来るので助かります。


○設定方法
今回はこちらを参考。

 Using HDMI with the Toshiba AC100

HDMIをモニタに繋いだ後、端末から

 xrandr

を実行すると

 Screen 0: minimum 256 x 128, current 1280 x 1024, maximum 2048 x 2048
 LVDS-1 connected (normal left inverted right x axis y axis)
  1024x600 51.6 +
 HDMI-1 connected (normal left inverted right x axis y axis)
  1280x1024 60.0
 1024x768 60.0
 800x600 60.3
 640x480 59.9 59.9

例えばこんな感じに表示されてHDMI-1が出てこればOKです。
使える解像度が表示されますがモニタ次第です。
LVDS-1は液晶です。
端末から実行。

 1、液晶+モニタ

 xrandr --output LVDS-1 --mode 1024x600 --output HDMI-1 --mode 1024x768 --right-of LVDS-1

 2、モニタのみ(液晶OFF)

 xrandr --output LVDS-1 --off --output HDMI-1 --mode 1280x1024

元に戻す時は、

 xrandr --output HDMI-1 --off --output LVDS-1 --mode 1024x600

詳しくはxrandrのHPを見てみて下さい。

○まとめ
割れていない場所から端末で実行して表示できました。
表示がなんとかなりそうだったので助かります。
モバイルは不可ですが、実験用デスクトップ替わりとしては
なんとか表示出来る様になりました。
マルチモニタとして使いたい人にもお勧めです。
posted by kapper at 02:18 | Comment(0) | Dynabook AZ

2013年05月27日

モバイルTegra2 Dynabook AZ MicroSoft純正 Skydrive Web Office その18

Kapperです。
今日はMicrosoftの純正Web Officeであります
Skydrive Web OfficeをAZ Ubuntuで試してみました。
少し重いですがhtml5環境で動作しますので
Nexus7は勿論の事、NetwalkerやiOS、Linuxでも動作します。
MS純正Officeを使いたい人は是非試してみて下さい。

○Skydrive Web Officeとは
Skydrive Web OfficeとはMS純正のWeb Officeです。
Html5環境で書かれておりましてSkydrive=MSNアカウントさえあれば
多種なブラウザ上からOfficeを無償で使えます。

全部の機能が使えないのとファイルをSkydrive上に
置かないといけないのが欠点ですが。
秘密情報は自己責任で管理しましょう。

○使い方
単純にMSのHPに繋いでSkydriveアカウントで認証すればOKです。
アカウント登録は各自で。
HPはこちらです。

 https://skydrive.live.com/

ログオンするとSkyDriveの画面が表示されます。
左上にあります【+ 作成】をタップすると、作成するファイルの種類を選べます。
MS Office関連のファイルを作成して実行しますと
html5から編集画面になります。
簡単ですよね。

○まとめ
LibreOfficeでも問題ないのですが純正互換性が必要な人は使ってみて下さい。
またOffice分の容量を入れたくない人にもお勧めです。
excelやWordはともかくPowerpointは助かります。
ただしDynabook AZのスペックではやや足りないので
カスタマイズ頑張ってください。
ちなみにNetwalkerでも動くのですがスペックが足りないので
お勧めはこちらの機種ページにて行いました。
posted by kapper at 21:01 | Comment(0) | Dynabook AZ

モバイルTegra2 Dynabook AZ minitube再生 phonon-backend-vlc その17

Kapperです。
Dynabook AZやNexus7でフラッシュなしでYoutube再生出来る
minitubeを使ってみたくてテストしました。
所が普通にminitubeを再生しても動画は表示されません。
vlcのプラグインに切り替えて再生出来ましたのでネタにします。

○phonon-backend-vlc
minitube再生としてphonon-backendパッケージが用いられておりまして
基本はgsteramerが使用されております。
所がこのphonon-backend-gsteramerパッケージにバグがあり
minitubeが再生出来ない状態が続いております。
代替えとしてvlcを使って再生してみましょうというのが今回のネタです。

○phonon-backend-vlcインストール
細かい設定は不要です。
端末から

 sudo apt-get install minitube phonon-backend-vlc

後はminitubeを起動して再生するだけです。
無事再生出来たかと思います。
ただ凄く重いですよね。
動画の高速化設定が必要な感じです。
ついでにNvidia-Tegraドライバーも入れておきましょう。

 sudo apt-get install nvidia-tegra

多少はマシになります。
画面のサイズに応じて負荷が変わりますので
表示を小さくしたりして負荷を調整しましょう。

○まとめ
結構重く処理落ちします。
動作をある程度再生するためには高速化が必要です。
オーバークロックするなり16bitカラーマップ化するなり
一筋縄ではいきません。
ただFlash無しでも再生、ダウンロードできる所は助かります。
是非試してみて下さい。
posted by kapper at 04:32 | Comment(0) | Dynabook AZ

2013年05月03日

モバイルTegra2 Dynabook AZ 動画再生高速化 Gnome-mplayer設定編 その16

Kapperです。
続いてまたAZのネタに走ります。
今回は動画再生イマイチなAZの高速化をネタにします。
なんかこの手の端末は動画のスペック=本体の性能
と考えられる傾向がありまして、
多少もっさり気味の動画再生を少しマシになればなと。

〇AZの動画再生
動画再生はLubuntuの場合、Gnome-Mplayerが標準です。
Totemやvlcは追加インストールが必要です。
所がもっさり。メモリ関係もギリギリで問題あり。
スペック通りのパワーを生かせておりません。

〇gnome-mplayerの設定変更
今回はこちらを参考にしました。

 http://ac100.grandou.net/tips_and_tricks

設定方法は.mplayer/configを下記に書き換えます。

 leafpad /home/(ユーザー名)/.mplayer/config

貼り付けます。

ao=alsa
mixer-channel=Master
vo=x11
zoom=1
sws=0
hardframedrop=1
lavdopts=fast=1:skiploopfilter=all

で保存したらOK。
動画再生してみましょう。
若干画像が荒くなっているかもしれませんが...

〇まとめ
Mplayerの設定は魔窟ですねw
もっと良い方法があったら試してみたいです。
分からないので勉強しないといけないですね...
動画を見る人は試してみて下さい。
posted by kapper at 09:56 | Comment(0) | Dynabook AZ

2013年04月30日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu Linux 13.04 再インストール編 その15

Kapperです。
UbuntuLinux13.04がリリースされましたよね。
実はAZ用の13.04はリリース1日前で止まっておりまして公開されておりません。
Kernelの問題でしょうか?
DynabookAZにUbuntu13.04をインストールしました。
中身は殆ど同じですが直っている所もあるので是非使ってみて下さい。

〇DynabookAZのUbuntu13.04
DynabookAZのUbuntuは11.10から公式サポートされまして、
12.04、12.10と続いております。
今までのリリースがちょっと残念な作りでありましたが、
今回13.04でFixされてリリースされたとの事で
インストールしなおしてみました。


〇Ubuntu13.04の再インストール
方法は以前と全く同じです。
ファイル名が変わっただけで特に変化はありませんが、
ファイル名で識別しているのか同じ作業をやり直す必要があります。

インストール方法はこちらを参考に。
今回はほぼコピペです。

英語HPですが、こちらにインストール方法が解説してあります。
Androidのデータを削除してしまいますので
バックアップを自己責任で忘れずに。
バックアップはこちらを参考下さい。

・用意するもの
 1、Ubuntu LinuxをインストールしたPC 1台
 2、Mini-usb cable 1本
 3、1GB以上のUSBメモリ、SDカード

まず上記のUbuntu本家HPからインストールファイルを
x86のUbuntu Linux上でダウンロードします。
 http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/daily-preinstalled/current/raring-preinstalled-desktop-armhf+ac100.bootimg
 http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/daily-preinstalled/current/raring-preinstalled-desktop-armhf+ac100.tar.gz 

その後、nvflashのパッケージをインストール
こちらから

 http://ac100.grandou.net/nvflash#debian_ubuntu_package 

もちろんそのままインストール。

 $ cd /tmp
 $ wget http://share.grandou.net/debian/nvflash/nvflash_20110628-2_all.deb
 $ sudo dpkg -i nvflash_20110628-2_all.deb


完了したらAZをシャットダウンして電源を落としてから、
Mini USBケーブルでx86のUbuntu PCと繋ぎ、
CTRL + ESCを押しながら左上の電源ボタン長押し。
するとディスプレイは表示されませんが真ん中の白色LEDの電源ランプが付くはず。

その後次のコマンドでx86上からブートローダーを上書きします。

 sudo -s
 cp raring-preinstalled-desktop-armhf+ac100.bootimg /tmp
 cd /tmp
 nvflash --bl /usr/lib/nvflash/fastboot.bin --download 6 raring-preinstalled-desktop-armhf+ac100.bootimg

ちゃかちゃか文字が表示されて終了したらOKです。
でAZを再び電源長押しでOFF。

次に用意したUSBメモリ、SDカードの一番上のフォルダに
raring-preinstalled-desktop-armhf+ac100.tar.gz 
をコピーして挿しておきます。

挿したら普通に左上の電源ボタン長押し。
起動してUSBが認識されれば自動的にUbuntuのインストーラーが立ち上がります。
後は日本語設定とネットワーク設定をマウス操作で数回行えば
インストール開始して無事Ubuntuが起動します。
無事lubuntuの画面が立ち上がればOK。
無線LANもカメラも認識します。

〇インストール後
まず気になった点はKernelが3.1.10でubuntu12.10と同じです。
つまり周辺パッケージが新しくなっただけで中身は全く同じ作りです。

インストール後、すっきりしたLXDEが立ち上がります。
早速ベンチを測ってみる事に

 BOINC Client Ver 7.0.27 arm
 Ubuntu Linux 13.04 ARM版
 OS:Linux:3.1.10-6-ac100
 Number of CPUs: 2
 521 floating point MIPS (Whetstone) per CPU
 2278 integer MIPS (Dhrystone) per CPU

前と若干アップでしょうか。整数が10%位。
LXDEとソフト環境は同じなのですけど。


GPUにtegra2 GPU Driverを入れてみます。

 "設定"->"Software Sources"->"Additional Drivers"->"Using NVIDIA binary〜"にクリック
 ->"Apply Changes"にクリック

インストールが始まります。
MplayerでMP4動画を再生します。
今回は無事再生されます。
音も出るようになりました。

スクリーンセーバも無事動作する様になってます。
ただし後標準では蓋を閉めた時にサスペンドにならない様になっているので
電源管理のAC電源とバッテリ電源でラップトップの蓋が閉じられた時
サスペンドの設定に切り替えると良いです。
そのまま付きっぱなしでバッテリが空になりますw

11.10の時にお世話になったFlash Player pluginは
ブラウザがフリーズするから入れてはダメらしい。

〇日本語キーボード設定
実はインストール直後はUSキーボード設定だそうです。
日本語設定に変更しましょう。
こちらを参考にしました。感謝です。

 sudo leafpad /etc/default/keyboard

からpc105設定を下記に変更。

 XKBMODEL="pc106"
 XKBLAYOUT="jp"

次にXmodmap。

 leafpad /home/(User名)/.Xmodmap

下記に書き換え。

 keycode 81 = backslash bar
 keycode 84 = backslash underscore
 keycode 234 = Escape

保存して再起動。

〇偽Flash Player Plugin
純正のFlash Player Pluginが対応していないので
偽プラグインでとりあえずごまかします。

 sudo apt-get install browser-plugin-gnash

一応動作します。とっても遅いですが。
Youtubeやニコニコ動画はHtml5で閲覧しましょう。
browser-plugin-lightsparkも試してみたのですが動作せず。
残念。

〇まとめ
まずはこんな所でしょうか。
細かいバグが治っておりますが基本は同じです。
大きな変化はありませんので、今はFlashが動作する11.10を使うのが賢明です。
有志の方々のオーバークロックカーネルに期待です。
これだけのスペックがあれば動作に拘り続ける必要もなさそうですし。
posted by kapper at 07:01 | Comment(0) | Dynabook AZ

2012年10月22日

モバイルTegra2 Dynabook AZ Ubuntu Linux 12.10 再インストール編 その14

Kapperです。
UbuntuLinux12.10がリリースされましたよね。
DynabookAZにUbuntu12.10をインストールしました。
色々な改良点が反映されているので是非使ってみて下さい。

〇DynabookAZのUbuntu12.10
DynabookAZのUbuntuは11.10から公式サポートされまして、
12.04、12.10と続いております。
今までのリリースがちょっと残念な作りでありましたが、
今回12.10でFixされてリリースされたとの事で
インストールしなおしてみました。


〇Ubuntu12.10の再インストール
方法は以前と全く同じです。
ファイル名が変わっただけで特に変化はありませんが、
ファイル名で識別しているのか同じ作業をやり直す必要があります。

インストール方法はこちらを参考に。
今回はほぼコピペです。

英語HPですが、こちらにインストール方法が解説してあります。
Androidのデータを削除してしまいますので
バックアップを自己責任で忘れずに。
バックアップはこちらを参考下さい。

・用意するもの
 1、Ubuntu LinuxをインストールしたPC 1台
 2、Mini-usb cable 1本
 3、1GB以上のUSBメモリ、SDカード

まず上記のUbuntu本家HPからインストールファイルを
x86のUbuntu Linux上でダウンロードします。
 http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/daily-preinstalled/current/quantal-preinstalled-desktop-armhf+ac100.bootimg
 http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/daily-preinstalled/current/quantal-preinstalled-desktop-armhf+ac100.tar.gz 

その後、nvflashのパッケージをインストール
こちらから

 http://ac100.grandou.net/nvflash#debian_ubuntu_package 

もちろんそのままインストール。

 $ cd /tmp
 $ wget http://share.grandou.net/debian/nvflash/nvflash_20110628-2_all.deb
 $ sudo dpkg -i nvflash_20110628-2_all.deb


完了したらAZをシャットダウンして電源を落としてから、
Mini USBケーブルでx86のUbuntu PCと繋ぎ、
CTRL + ESCを押しながら左上の電源ボタン長押し。
するとディスプレイは表示されませんが真ん中の白色LEDの電源ランプが付くはず。

その後次のコマンドでx86上からブートローダーを上書きします。

 sudo -s
 cp quantal-preinstalled-desktop-armhf+ac100.bootimg /tmp
 cd /tmp
 nvflash --bl /usr/lib/nvflash/fastboot.bin --download 6 quantal-preinstalled-desktop-armhf+ac100.bootimg

ちゃかちゃか文字が表示されて終了したらOKです。
でAZを再び電源長押しでOFF。

次に用意したUSBメモリ、SDカードの一番上のフォルダに
quantal-preinstalled-desktop-armhf+ac100.tar.gz
をコピーして挿しておきます。

挿したら普通に左上の電源ボタン長押し。
起動してUSBが認識されれば自動的にUbuntuのインストーラーが立ち上がります。
後は日本語設定とネットワーク設定をマウス操作で数回行えば
インストール開始して無事Ubuntuが起動します。
無事Unityの画面が立ち上がればOK。
無線LANもカメラも認識します。

〇インストール後
インストール後、すっきりしたLXDEが立ち上がります。
早速ベンチを測ってみる事に

 BOINC Client Ver 7.0.27 arm
 Ubuntu Linux 12.10 ARM版
 OS:Linux:3.1.10-6-ac100
 Number of CPUs: 2
 590 floating point MIPS (Whetstone) per CPU
 2027 integer MIPS (Dhrystone) per CPU

前と若干アップでしょうか。
UnityからLXDEに変わったのが大きいのでしょうか。


GPUにtegra2 GPU Driverを入れてみます。

 "設定"->"Software Sources"->"Additional Drivers"->"Using NVIDIA binary〜"にクリック
 ->"Apply Changes"にクリック

インストールが始まります。
MplayerでMP4動画を再生します。
フリーズしましたw
再起動してドライバを元に戻します。
Mplayerを使う人は外しておいた方が良いです。

そして音ならねw
またですか。
おっかしーなー。うちの環境だけですかね。

11.10の時にお世話になったFlash Player pluginは
ブラウザがフリーズするから入れてはダメらしい。

後標準では蓋を閉めた時にサスペンドにならない様になっているので
電源管理のAC電源とバッテリ電源でラップトップの蓋が閉じられた時
サスペンドの設定に切り替えると良いです。
そのまま付きっぱなしでバッテリが空になりますw

〇日本語化
インストール時に日本語設定出来ますが、
実はパッケージ不足で日本語英語まざり環境になってしまいます。
日本語化は簡単で

 メインメニュー→設定→言語の設定

で簡単に必要パッケージをダウンロードしてインストールしてくれます。

〇サウンドの出し方
以前と基本的には同じです。
alsamixerで設定します。
端末から

 sudo alsamixer

で棒グラフ風の画面が出てきたら、
左から三つ目のspeakerの上の表示がMMになっていると思いますが、
キーボードの「m」キーを押して00に切り替えます。
Speaker0のSpeakerOutMixの項目を上下でspeaker mixに切り替えます。
escキーで終了します。
再生するときはミュートになっていないか確認しましょう。
多分音が出る様になります。

〇Xscreensaverから復帰しない
何故かたまにスクリーンセーバーから画面が復帰しなくなります。
一度サスペンドしてみましょう。
まず電源管理の設定で蓋を閉じたらサスペンドになる設定をしましょう。
スクリーンセーバーから復帰しなくなったら蓋を閉めて
強制的にサスペンドにします。
電源が落ちたのを確認してまた蓋をあけて復帰させます。
多分復帰出来る様になります。
謎設定ですよね。

〇日本語キーボード設定
実はインストール直後はUSキーボード設定だそうです。
日本語設定に変更しましょう。
こちらを参考にしました。感謝です。

 sudo leafpad /etc/default/keyboard

からpc105設定を下記に変更。

 XKBMODEL="pc106"
 XKBLAYOUT="jp"

次にXmodmap。

 leafpad /home/(User名)/.Xmodmap

下記に書き換え。

 keycode 81 = backslash bar
 keycode 84 = backslash underscore
 keycode 234 = Escape

保存して再起動。

〇偽Flash Player Plugin
純正のFlash Player Pluginが対応していないので
偽プラグインでとりあえずごまかします。

 sudo apt-get install browser-plugin-gnash

一応動作します。とっても遅いですが。
Youtubeやニコニコ動画はHtml5で閲覧しましょう。
browser-plugin-lightsparkも試してみたのですが動作せず。
残念。

〇まとめ
まずはこんな所でしょうか。
大きな変化はありませんので、今はFlashが動作する11.10を使うのが賢明です。
有志の方々のオーバークロックカーネルに期待です。
これだけのスペックがあれば動作に拘り続ける必要もなさそうですし。
posted by kapper at 23:38 | Comment(0) | Dynabook AZ

2012年06月18日

モバイルTegra2 Dynabook AZ LXDE上でのsuspend XFCE4-Power-Manager編 その13

Kapperです。
今回は省メモリなWMのLXDEでの電源管理として
XFCEでの電源管理機能であります
XFCE4-Power-Managerを使う事で
suspendや省電力モードを利用しようというのが
今回のネタです。
LXDEは標準では電源管理機能が無いので助かります。
是非試してみましょう。

〇LXDEと電源管理
省メモリとして有名なLXDEは実は電源管理機能を搭載しておりません。
Xscreensaverにも電源機能は単独では付いておりません。
Netwalkerなどの旧式OSの場合はGnome-power-managerを
コマンドラインから起動させる事で電源管理を使う事が出来るのですが、
最近のGnomeの場合、WMに取り込まれておりまして、
標準ではGnome-power-managerをコマンドラインから起動させる事が出来ません。
不便ですよね。

なので今回はXFCEにて使われている電源管理の
XFCE4-Power-managerを使用する事で電源管理させる事にしました。
結構便利なので是非使ってみましょう。

〇XFCE4-Power-managerのインストール
インストールは簡単です。

 sudo apt-get install xfce4-power-manager

で終了です。
LXDEで使用する際には設定ファイルを変更します。

 sudo gedit /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart

編集します。
下記を一行追加。

 @xfce4-power-manager

次に設定します。
設定方法はGUIに従って各自の好きな設定を。
AC電源、バッテリ電源ともに標準ではサスペンドの設定が無いので注意。
 
 xfce4-power-manager-settings

設定完了しましたらログアウト。
タスクバー表示のアイコンに無事電源マークが出ているはずです。
設定通りの動作でサスペンド等が動くはずです。

〇まとめ
やっぱりLXDEは軽くて省メモリで便利ですね。
XFCE4-Power-Managerを使えば他のWMでも、
サスペンド機能が使えますので便利です。
Gnome使いに慣れてしまうと代替えアプリに意外と気が付かないものです。
各自様々にカスタマイズして使ってみましょう。
posted by kapper at 23:18 | Comment(0) | Dynabook AZ

2012年06月17日

モバイルTegra2 Dynabook AZ 省メモリ 高速WM LXDE編 その12

Kapperです。
久しぶりのAZネタです。
今回は基本に立ち返ってLXDEネタです。
LXDEはUnityに比べメモリ消費量が少ないので
初心者にお勧めです。
初期には色々トラブルがありましたが今では解決されております。

〇LXDE
LXDEは軽量デスクトップを指向した統合デスクトップ環境で
GnomeやKDEの様にfreedesktop.org環境に追随しているので
ランチャーやアプレットが共有されるので、
個別の設定に追われず初心者にお勧めです。
メモリ消費量も120MB前後と512MB以下の環境でも十分に使えます。

標準は正直初心者向けの環境ですが、
マニアはここからカスタマイズするのが勇者の証ですw
是非使ってみましょう。


〇LXDEインストール
インストールは簡単で、

 sudo apt-get install lxde

で終了です。
後はログアウトしてWMをLXDEに切り替えましょう。
無線LANやスクリーンセーバーも自動的に動作します。
簡単ですよね。

〇まとめ
基本中の基本ですね。
今更特に注釈をつける必要もなさそうです。
以前はサスペンドが効かなかったりしましたが、今は問題ありません。
是非使ってみましょうね。

posted by kapper at 14:21 | Comment(0) | Dynabook AZ

2012年02月02日

モバイルTegra2 Dynabook AZ 省メモリ 起動時自動アップデート停止編 その11

Kapperです。
今日はUbuntuの起動時の自動アップデート機能を停止して
メモリを節約しようというのをネタにします。
実は自動アップデートはとってもメモリ食いなのでAZでは苦労します。
ソフトウェアセンターが削除されますので不便になっても良いという
興味のある方は是非試してみてください。

●Ubuntuの起動時自動アップデート機能について
Ubuntuでは起動時に下記の2種類の自動アップデートする様になっております。
何と二つのdaemonで100MBのメモリを消費します。
殆どキャッシュ扱いになってしまうのですが。
手動でアップデートされる方々には殆ど必要無い物と思いますけど。

・apt-cache:apt-getリポジトリのアップデート
・aptd:ソフトウェアセンターのアップデート

十分なスペックがあるならばともかくAZではメモリ食いますので
外してみました。
ソフトウェアセンターも削除されますのでsynapticやaptitudeなど
代替えのアプリマネージャーを入れておくと便利です。

●自動アップデートの削除
Ubuntu公式HPには削除できないと書いてありますが、
ここのブログを見ている方々には不要なはず。
セキュリティー的な問題でしょうか?
大きなお世話です。
下記二つのパッケージを削除します。


 sudo apt-get remove update-notifier aptdaemon

それで再起動します。
topか何かで起動時に確認して、
aptdとapt-cacheが90秒後に起動しなければOKです。
簡単ですよね。

消費メモリの変化はこちら。
430MB → 330MB
100MBです。思ったよりメモリを食っています。
他にもメモリを食う要素はありますので
少しづつ削っていきましょう。
ソフトウェアセンターを削除せずにdaemonだけ止める方法を
ご存じの方は是非一報くださいな。

●まとめ
思ったより省メモリ効果は大きいです。
メモリに空きがあればUbuntuのさくさく感が戻ってきます。
体感速度は大分軽くなりました。
まだまだキャッシュを大きく食っておりますので改善は必要です。
AZの512MBで既にギリギリなので
メモリを少しでも確保できるように試してみましょう。
posted by kapper at 04:20 | Comment(0) | Dynabook AZ
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