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2014年03月23日

オープンソースカンファレンス2014浜名湖 出展者側の感想

昨日はOSC浜名湖お疲れ様でした。
今回初出展した感想をさらっとコメントします。
すごく緊張しましたので気疲れしました。
今回は自分の事で精一杯で周りが全然見えてませんでした。
ご訪問頂きました皆様には大変申し訳ありません。
出す側に回って初めて気づいた事が沢山ありまして、勉強になりました。
個人で運営するのは慣れるまではちょっと面倒かもしれませんが。

○オープンソースカンファレンスの意義って何?
OSCは基本的に「オープンソースの文化祭」ですね。
視点はそれぞれですが、高校の文化祭と同じで、
言い換えると成果報告会みたいな自慢大会でしょうか?
文化祭ってお金や損得だけで発表するものでは無い気がします。
アピールタイムとも言えるかもしれません。
アマチュアのローカルな趣味の場合、発表する場が他にないのもあります。
もちろん企業も出店してますので宣伝、売名行為もありかと思います。
ただ販売行為不可なので同人誌の即売会みたいな事は出来ません。
販売したいならコミケの方が良いと思います。

Kapperの目的は色々な人と意見を交わしてお話をお聞きしたいのが目的です。
感想が聞きたいんですよね。勉強になります。
職種、年齢、技量を問わず色々な方々が見に来るのがOSCの良い所です。
超がつくほどのベテランや専門家の第一人者の方々や
パソコンやLinux知らないけどふらっと寄ってみた
そんな方もいるのがOSCでしょう。
専門の勉強会や学会と違う所がそこにあります。
そのために広範囲な分野の方々が同時に集まる場になってます。

○オープンソースカンファレンス出展方法
規定の期間内にHPから書き込みますと
事務局側からメール連絡がきまして、
申請書に記入して返信するだけです。
講演する際には発表時間の調整が必要です。
連絡先とHPに記入する数行のコメントが必要なだけで
事務局側からアンケートや質問というのはありませんでした。
内容を問われないので気軽に自分の思う様に出来ます。

○当日の準備
OSCに一度でも来られた方なら分かると思いますが、
展示はPC置いたり電子工作置いたりパンフレットを置く程度で
東京ではコミュニティーの人形や企業コスプレが最近は目立ちます。
簡単で目を引きやすい、Twitterで紹介されやすい。
宣伝の道具ですな。
OSCが一般化して仮想コミケ化するのも時間の問題かもしれません。

当日までは展示物を準備します。
成果物と販促物になると思いますが、
現物が目の前にあるとわかりやすいので生ハードが殆どです。
販促グッズは正直知恵の出し所でしょうね。
個人なら配布CDやドキュメント、コミュニティならグッズ、人形。
今後は3Dプリンターの作り物が増えるかと思います。
名刺を配っている方も多数いました。

9:00〜10:00位に現地に到着して長机半分程度に
展示物を机に並べていきます。
サークル名の張り紙とテープは現地スタッフが用意してくれますが
後は持参する形になります。
電源はノートPC2台分と限られてまして、前もって充電し
交代で電源を繋ぎ直しています。申請用紙に記入が必要です。
裏ではそんなことしてます。
会場では無線LANを用意して頂いておりますが転送量制限がありますので
WiMaxなど自前の通信端末がある人は用意したほうがよいかもしれません。
マルチタップは無いので必ず持参が必要です。
あまり大荷物にすると宅急便になりますが発送が大変です。
17:00終了で片付け開始しまして17:25までに発送しないと
送れないので片付ける時間がなく大変になります。
まだライトニングトークの最中に撤収しないといけなくなります。
大抵の方は車で来たいと思うかもしれませんが駐車場確認ご注意です。

○オープンソースカンファレンスの出展者の皆様
出展者の方々は2パターンに別れまして、コミュニティーの遠征者か
現地サークルメンバーの方々の2択です。
遠征者は旅費などの関係上、そのコミュニティーの中心人物になりやすく
看板やメンツを背負っているその道の第一人者が多くなります。
地元のサークルの方々はそれぞれのIT系企業の技術者が多く、
仕事とは別に趣味で展示するケースが殆どです。
出展に縛りは殆どありませんが、その道のプロや実力者が殆どで
いかなるマニアックかつシンプル、マイナーな展示であったとしても
自慢大会である限り、日本国内有数のエンジニアである事は間違いないです。
展示の方向性が違うだけで相当の知識と経験者であります。
当然年配の方々が多くなります。
もっと若い方々も高校や大学祭のノリで気軽に出店して欲しいですね。

ましては講演までする方は相当の知識経験のある人です。
情報がなければ発表は出来ません。
是非質問しましょう。講演者は皆様からの反響を楽しみに待ってます。
質問をもらうために自慢大会に参加しているのですから。

○出展者と一般訪問者の微妙な違いと対話
出展者は基本的に技術的な対話を目的としておりますので、
ブースで質問してくる人は別の出展者であることが殆どです。
一般訪問者はお互いに顔なじみでないので、相手のスキルレベルがわからないので
技術的な話題は殆どありません。
どんなにレベルの高い一般訪問者であったとしても距離感が掴めにくく
写真を撮ったりパンフレットを持っていく程度で
距離感がとても広い、短い時間での会話を成立させにくい。
逆に言いますと出展者同士の会話はHPで情報を開示している方々が殆どで
お互いのレベルが分かるので非常に深いレベルまで技術論を交わす事が可能です。
後、何故か出展者はペンネームを使わず殆ど実名です。
個人をアピールする為にはペンネームは不要なのでしょうか?
その為、某2chなどに接点が無い人が殆どです。
そりゃ自分のコミュニティーを持っている人達ですから。
個人情報をストーキングされて暴露されるのを恐れる危険性は無いのかもしれません。
逆に2chで専門のスレッドがありまとめサイトなどで常識化している
情報を専門の方々が全く知らないという現象は興味深い事実です。
日本には2つの巨大コミュニティーがあり、
片方はコミュニティーを代表するエンジニア、
もう片方は無名不特定多数の強力な個人の集団。
個人情報の危険性のあるネット社会ではお互いに理解を持って
交わる事が無さそうなのが残念ですね。

Twitterとかで情報を拾う事や統計をとることもできるので
どんどん情報発信しましょう。
そしてOSCに参加すれば皆が技術仲間です。
懇親会などで語り合いましょう。

○講演内容
今回は講演内容はUstreamで公開されてまして何時でも見れます。
一つの会場で連続して講演するので記録がすべて残ります。
場所とメンバーが限られる浜松ならではの方式です。
スタッフの方々長時間お疲れ様でした。

  2014OSC Hamanako Part01
 http://www.ustream.tv/recorded/45143160

  2014OSC Hamanako Part02
 http://www.ustream.tv/recorded/45145012

  2014OSC Hamanako Part03
 http://www.ustream.tv/recorded/45143160

  2014OSC Hamanako Part04
 http://www.ustream.tv/recorded/45148609

  2014OSC Hamanako Part05
 http://www.ustream.tv/recorded/45150496

  2014OSC Hamanako Part06
 http://www.ustream.tv/recorded/45153838

  2014OSC Hamanako Part07
 http://www.ustream.tv/recorded/45154505


パソコンとプロジェクターの相性が悪い場合がありますので
データをUSBかメモリカードで別に用意して下さい、
にはちょっと焦った。想定していませんでした。
個人で展示〜講演までやるとブースを放置しているのが
気になってゆっくり聞けません。
行ったり来たりして悩みますよね。


○講演の内容と反省
正直今回はうまくいかなかったな、と言うのが反省です。
失敗したなという点は

・自分の成果物を物で見せる事が出来なかった。
 Ubuntuコレクションを見せるだけに留まった。
・15分という短い時間に詰め込み過ぎた。
 内容を絞りこむべきだった。
 次回どうしよう。凄く悩んでます。
・内容が概念的過ぎて日本語がよくわからない
 ドキュメントがやっつけで何を言いたいのかが良く分からない。
 →15分の時点で最初からある程度諦めてました。
  限られた時間なので出来るだけ一言で活動を集約させる意味を
  持たせたかったのですが、文章が追いつかなくて中身がスカスカで
  言葉が軽くなってしまい、情報の精度が低かったのが残念でした。
・ブログに書いていないドキュメントの精度が低い、
 検証しきれていない為、穴だらけの内容になった。
 情報は必ず一度ブログで整理してドキュメント化が必要。
 長い時間をかけて悩んで整備したドキュメントこそが
 記録として長い時系列でも重要になり価値になるかも。
 Kapperは実験回数よりもやった事をブログへの確実な記録を今は優先してます。
 後々、忘れてしまうので文章で記録に残した事だけ積み重なると思ってます。
 過去にMandrivaやZaurusやPalmの実験記録を残せなかったのを悔やんでます。
・NetwalkerやNexus7やRaspberryPiは、
 当り前過ぎて展示で注目を集めなかった。
 UbuntuTouchカスタマイズもまるで無関心。
 皆自分で一回は持っているんだろうなと想定します。


まあ宣伝目的で無かったので。
初回から高望みする必要は無かったのです。
次回も今回の継続路線だと思いますが、
時間がかかるテーマの種は先に巻いておきます。
刈り取りできるまで知識とデータが揃うのを目指して先行投資です。

○ご討議した内容
今回のブースでのご討議


○懇親会
懇親会は色々な話を聞く良いチャンスです。
が2〜30人程度に定員が限られますので事前予約が必要です。
講演者+αですぐ埋まります。要注意。
今回予約していなかったので定員締切になり参加出来ませんでした。
申し訳ありませんが別の機会で参加しましょう。
この記事へのコメント
浜松には行けなかったので、Ustで見てました。
Netwalkerを持ってますが、イマイチ使い道が無かったのと、知識も無かったので、机の引き出しにしまったままでしたが、セミナーを見て、何かやってみようかな?と思うよう気持ちになりました。
次回のセミナーも楽しみにしております。

Posted by センジン at 2014年03月23日 21:17
センジン様

コメント頂き誠にありがとうございます。
実はNetwalkerの展示は私含めてNetBSDユーザーグループ様と
浜松OS自作友の会様の3つもありまして、
今回だけなんで3つもあるんだ、って皆で笑ってました。
流石に最近は旧機種なのでタブレットとかと比べると
体感速度が辛い所がありますがUbuntu勉強用としては
良いモデルかと思います。
機会があればOSCで是非お話いたしましょう。
お待ちしております。























































































































































































































































































































Posted by Kapper at 2014年03月24日 00:56
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