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2013年12月04日

最近の事 2013年12月 円安、省エネ編

遂に寒い12月が来てしまいました。
あっという間ですね。
今月は久しぶりにPC関連の話抜きでだらだら愚痴ります。
工学系なのに歴史や社会科学大好きなんですよw


○円安 VS 円高

まず景気関連。
円安がかなり進行しておりニュースで企業黒字の話が出ていますが、
何故か貿易赤字と雇用がそんなに良くありません。
なんででしょうね?

貿易赤字の件は原油、LNGの輸入が増加している為とされています。
原油は原発の生産を止めたのが遠因で値上げが進んでいる噂です。
円安ですからエネルギー単価が上がっているのが現状。
詳細は別に書きますが火力発電が増えれば当然電気代は上がって輸入が増えますよね。
原発を再稼働すれば簡単なんでしょうが、
ここは技術大国日本らしく省エネで戦う事がまず優先かと思っております。
また別の項目で。

雇用については東南アジアにシフトしているからです。
脱中国という話と脱日本という話に分かれますが。
日本企業が新工場、増設して国別に生産を決めるとすると、
自動車メーカーなどみたいにほぼ確実に海外工場を優先させます。
日本の生産量は黒字ギリギリまで低下させて海外工場はフル生産させます。
多分間違いないでしょう。
その影響で人員を減らしております。
これは製造原価のからくりがあります。

○製造原価のからくり

一番大きいのは固定費の償却費を原単位で短期間に減らす為です。
原価計算で償却を定率法と定額法などに分かれていますが、
大抵定率法を採用して初年度に大きく費用を乗せて最初の数年間で
費用を大きく減らしていきます。製造原価を下げる為と帳簿上黒字達成を実現する為です。
生産がフル稼働であれば、増加償却と言って定時+αの稼働時間分だけ
償却費を上乗せる事も出来ます。
生産が多い場合は有利な仕組みです。
生産量が多い場合は利益が出ている場合が多いから費用が増えても困らないからです。

定額法だとヘタしたら10〜20年一律で原価が下がりませんから。
長期戦でコストが下がらず競走で確実に苦戦します。
日本の設備は古いので償却費が減っており、生産を減らしても
なんとか数年位は改善で持ちこたえます。

後は初期投資に有利な税制上のインセンティブや電気代、人件費が海外の方が安い。
販売に関してはFTAやTPPを結ぶ前は関税の影響も遥かに大きいです。
運送費も顧客に近い方が有利です。

○海外工場のからくり

結論は安く物を作れるかどうかだけです。
ただ人件費に関してはまだ異論があります。
アジアの各国は定着率が悪く3年位で経験を積んだら
給料の高い別会社に移るケースが多いです。
つまり3年周期で初期教育〜生産量確保〜不良改善〜退社〜
のサイクルが続きまして若年層の安い人件費が昇給を待たずに入れ替わるのは良いですが
教えるのと不良を減らすのでいっぱいでコスト改善まで結び付きません。
リーダーというか職長というか現地若手世代が育ちません。
慣れればどんな作業でもミスが減って効率が良くなるのは日本人なら一般論です。
でも人の入れ替わりが多すぎてミスや不良が簡単には減らないんですよ、これが。
だから例えば中国や韓国の現地メーカー品って品質面では徹底していないから
どこか甘さが感じ取られてしまいます。
しっかりユーザーに伝わってしまいます。

仕事への姿勢が国民性にも反映されます。無断欠勤とか。
中国みたいに平均賃金が上がればなおさらです。
技術情報も盗まれますし。
徹底した標準類の整備も必要ですし、職務領域の厳格化も必要です。
多工程持ちが出来ないとかなんて、
はっきり言って手間とコストの塊ですもん。

だから日本でモノづくりしたい気持ちも分かりますし、
ヘタな合弁を作って技術情報を漏らして潜在的な競合を内につくりたくない。
研究開発や技術試験流動を考えると最低限のパイロットラインは手元に置きたい。


ただ人件費以外も日本は高いです。これは政府の仕事かもしれません。
電気代、税金、燃料費、産廃費、償却費、消耗品、運送費など殆ど高い。
マスメディアが電気代を盛んに囃し立てるがミスリードです。
でも物価はそれ程高くない。輸入品が多いんですね。
しかしTQCをベースにした日本独自の改善活動と商品開発活動を基本として
不良ゼロ、故障ゼロ、ロスゼロへ向かう自主保全にこだわりを持って、
高品質改善からコストを限界まで攻めていく路線は日本人ならではです。
まあ為替に撃沈されてますけどw

これが製造業の面白い所なんですよね〜。
安く物を作って競走に勝つには確実に設計された条件が必要です。
だから安く作れる海外で工場が増えて日本の雇用がどんどん減ってきます。
ただ製造設備と加工した素材は日本から輸出して送り込むケースが多いです。
つまり設備投資が景気に影響するという話はここからも言えるかもしれません。
海外の設備は安くてもサポートが信頼できないのです。
国内メーカーじゃないとお金を払ったら逃げちゃいます。
どうしても日本製が品質、アフターサポートが高いです。
壊れる前に稼働しません。壊れたら修理できません。


○電力代しくみと利益について

原発は明らかに製造コストの安い燃料費で電力会社は増益出来ます。
総括原価方式といって電気代は製造原価と事業利益=設備資産×3%の
システムになっているので、設備資産は一定であり、
製造原価を下げれば利益率は上がります。
それで製造原価のうちの変動費をいくら下げれるかがポイントになります。
製造原価は固定費(人件費、償却費など)と変動費(燃料費、産廃費など)
に分けられまして電力量が同じなら固定費は一定なので変動費に応じて
1kwhあたりの電気代は変動します。
まあ電力会社の会計を見る限り6割位とかなりが燃料費です。
つまり設備資産が大きくて燃料費の安い原発が有利です。
とは言っても電力代も原価で上下しますが。

海外を見ると石炭の豊富な中国やシェールガスのアメリカが電力代が安いそうな。
日本は高いです。ガソリン代と同じでそりゃ輸入ですもん。
自衛として省エネに拘りましょう。


○省エネを頑張る
燃料費の削減は家庭でも出来る確実な改善です。
むしろ家庭から実績を作り企業に展開できる様に頑張りましょう。
個別の細かい案件や実例はブログで一つづつ紹介したいです。

・動電力
 →計測してタイマー化が確実。
  連動スイッチを入れて使うときだけ動作させます。
  盲目的に定格電力がこれだから、と判断せずにまず測定しましょう。
  劣化しますとエネルギー効率が悪くなりますのでまず定格との比較。
  そして修理、改良。
  実は定格よりはるかに節電できるんです。

・冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースター
 →最近はペルチェタイプの省エネ冷蔵庫が出てますので買い替え。
  電子レンジやオーブントースターは便利ですがエネルギー効率が非常に悪いので
  専用用途に特化しましょう。
  たとえばパン焼きならポップアップトースターを使うなど。
  使用時間とワット数が大幅に違うので掛け算した値が使用電気代です。
  付けっぱなしは特に厳禁です。
  購入前に必ず確認する事。

・LNG、ガス
 →ガス代は最近倍にもなっているので高価です。
  出来るなら極力使いたくないものです。
  企業ならガスバーナー。理論空燃比の調整と断熱を強化しましょう。
  放射温度計やサーモグラフィで熱を徹底的に調査します。
  全ての熱はロスだという概念を忘れてはいけません。
  家庭なら殆どお風呂とガスコンロでしょうか。 
  保温やリサイクル、電気ヒーターで沸かし直しが基本です。
  節水シャワーヘッドも使ってみましょう。冬は寒いですがw

・蒸気
 →まず保温材の修理と漏れ蒸気の修理。
  それからドレンの回収やアキュームレータ―のデータ確認。
  配管経路の繋ぎ直しや冷暖房に使っている場合はエアコンへ切り替え。
  スチームトラップの修理や省エネタイプへ切り替え。
  日本の蒸気代は燃料費が非常に高いので電気ヒーターに切り替えを検討しましょう。   

・冷暖房
 →最近のエアコンが効率が良いので切り替えましょう。
 電気代が馬鹿高いセラミックファンヒーターなぞは論外です。
 残っていると使ってしまうので全部廃棄。
 理想は電気毛布が一番安いかと。
 借家で無ければ建屋の断熱材を真剣に考えましょう。
 断熱材はネットで普通に買えますので貼っていきます。
 勿論床下の断熱を忘れてはいけません。
 畳を使っている場合は特に下から熱が逃げていきます。
 夏はエアコンを使うのを恐れてはいけないです。重要です。
 サーキュレーターも併用して室内の熱循環も是非利用しましょう。

・ポンプ、エアー
 ⇒基本は使っている時間だけ動かす、インバーターを使用します。
 漏れエアーは重要なので計測して修理します。
 聴診器が一般ですが漏れエアーの40kHz超音波は聞き取れないケースも多いので
 個人差がありますから諦めて超音波測定器を導入するのも手です。

・照明
 ⇒基本LED化とタイマー人感センサー化を進めます。
 トイレなどに残っている白熱電球はもう使ってはいけません。
 LED電球は直管型がまだ高いので導入には気を付けます。
 LED価格は年々効率が良くなってLm/W単価が安くなっていきますので注意が必要です。
 回収投資年数の見極めが重要ですが全て置き換える方針でいきましょう。
 水銀灯なども交換費用が馬鹿になりませんので注意します。
 人感センサーはアイリスオーヤマが出しています。
 点灯時間の兼ね合いで使い勝手が意外に悪いです。
 待機電力も結構バカになりませんので随時消す方針を徹底しましょう。

・PC、TV、モニタ
 PCは消費電力が馬鹿になりません。特にデスクトップ型は。
 基本はMS推奨の省エネ設定ソフトを使いましょう。
 家庭であれば省エネのARMタイプやタブレットを極力使います。
 モニタはLEDバックライト型が消費電力が小さいです。
 古いモニタは買い替えも検討して良いかもしれません。
 勿論着けっぱなしは原則NGなのでタイマー設定を忘れてはいけません。

・サーバ
 サーバは必ず省エネタイプに買い替え。
 サーバ室の冷房代も馬鹿になりません。
 過剰スペックは不要なのでAtomタイプにしましょう。
 Linuxが使えるならARMタイプ。
 外部のクラウドサーバを使うのも一つの手です。
 集合型企業サーバのコストは個人用と比較できないくらい安いです。
 仮想OSを利用してマルチクライアントも併用していますので、
 費用対効果が桁違いです。


省エネを行うコツはとにかく沢山ネタを出す事です。
小さいネタでも改善効果がどんなに小さくても沢山出しましょう。
一個あたりの効果は小さいものですが、100件でも1000件でも行いましょう。
チリが積もるととても大きくなります。
そういう全員参加の強い意志がコストダウンを成功させます。


○エネルギー問題の政府の対応の苦しさ
原発を再稼働出来ない悩みはあるでしょうが、
流石にここで手を打たないといけませんよね。
貿易赤字からの経常赤字はもうすぐです。
省エネに投資しましょう。

産業用もありますが家庭用の省エネが進んでいないそうです。
言い換えれば家庭用の省エネに商売のチャンスがある気がします。

・エコポイント制の復活
・エコリフォーム補助の拡大
 →断熱材の促進。冷暖房の省エネ。
・省エネ規制対象23品目の拡大
 →パソコン、電気温水関連、バイクやガス関連機器も含めましょう。
・EV自動車、バイクの普及策
 →大店舗法の改正でEVステーションを駐車場の1%常駐
・電力契約のナイト料金制義務化
 →電力会社の稼働率改善と火力発電の使用を減らす。
・化石燃料使用率の見える化、データ公開
 →意識的な改革を促すため
・高エネ製品の規制、販売停止
 →白熱電球、水銀灯、セラミックファンヒーターなど徹底的に
・借家、アパートへのエコ投資優遇政策、省エネ認定制度義務化
 →住み替えしなければ借家には投資しないはず。
  省エネ市場は生まれない。
  そこの盲点を考える。
  借家にとってエネルギーとは客が維持費として負担するもの
  これからの住宅は省エネを付加価値として提供し認定する
  レオパレスも決して例外ではありません。
・直管LED、水銀灯代替の規格決め、振興策
 →まだ切り替えが十分に進んでいない部分の加速
・再生可能エネルギーへの支援、振興策
 →バイオガソリン混合%E20規制緩和など


政府の視点であれば予算の都合があるので
出来る手は限られるかと思いますが。
法改正で出来る事もあるはずです。


○設備投資を増やすには
企業の設備投資が増えないってよく言われますよね。
設備投資が増えないのは簡単で国内工場の稼働率が低いからです。
つまり上に書いた通り海外をフル生産にして国内を出来るだけ下げる。
設備の稼働率が上がらなければ設備投資は増えません。
盲点です。
じゃあ増やすにはどうするか。
改良に投資させるんですよ。
設備投資というのは増産の為の新規設備と、故障更新の為の
修理買い替え、改良保全があげられます。
新規設備はまだ伸びません。なら改良保全に投資させましょう。
簡単です。修繕費の枠組みを緩和しましょう。
現在は修理に関するものを損金扱いで修繕費にしています。税金が掛りません。
固定資産と異なり短期間で原価から処理できるので一時的に落とせます。
だが改良保全は修繕費に入りません。
加えて省エネや改良にかかわる優遇しましょう。
皆本音では可能な限り直したいのです。良い方向に。
その需要を後ろから押します。

実際に改良保全を行う前は改善効果金額を算出しないといけません。
これが激しく工数のかかり面倒なので改善が遅くなる一因となります。
仮に更新する機器が省エネ認定制度に入って、データを提供してくれるのであれば
企業はデータから改善金額を算出できて、
早急に思い切った投資が可能になります。楽ですよね。
残念ながらメーカーも生産側もデータをそれ程持ってません。
認定制度をより加速すれば投資も増大します。

○観光振興策を考える
posted by kapper at 00:08 | Comment(0) | 近況
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