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2011年12月23日

Windows高速化 メンテナンスレシピ Windows7&XP ネットワーク共有化編 その5

Kapperです。
会社やプライベートでもまだWindows7とXPの
環境が両立しているかと思います。
ただし7とXPは標準のネットワーク共有では
共有フォルダが見えない仕組みになっておりまして、
環境構築に苦労されている方々はいらっしゃるかと思います。
今回はネットワーク共有方法についてネタにします。

●Windowsネットワーク共有
MS-DOS時代はNetBEUIおよびネットワーク名にNetBIOSを使っておりました。
NetBIOSはTCP/IPをベースとしない独自プロトコルでありますが、
現在はTCP/IPベースにて切り替わりが進んでおります。
ところがVistaまで使われていたNetBIOSが
7では廃止されておりましてWindowsネットワーク共有では
XPと7がお互いの共有で見れなくなってしまうというオチが出来てしまいました。

実はNetBIOSは独占OSのプロトコルなので
旧式のネットワークスキャナやプリンタ、FAXやコピー機など
全ての機器でNetBIOSが標準でありまして7では見れない現象が起こってしまいました。
ネットワークに詳しいユーザーならともかく、
このOS過渡期に初心者ユーザーは大混乱。
まあ会社でも大変対応に苦労しておりますので
今回のネタにしました。

●ネットワーク共有方法
共有方法は実は簡単でTCP/IPアドレス直入力でアクセスすれば良い。
が結論です。
IPアドレスを直接入力すればそのままアクセス可能です。
じゃあIPアドレスを調べる必要があります。
通常のルータや設定ではDHCPによる自動認識が多いので
分からない方も多数いるのではないでしょうか。

 1、IPアドレスの調査
  Windowsの場合、コマンドライン経由で調べます。
  まず画面左下のWindowsスタートメニューから、一番下の
  コマンドの実行、もしくはプログラムとファイルの実行
  入力欄にcmdと入力します。

   cmd

  cmd.exeを実行してコマンドラインが出てきましたらipconfigを実行

   ipconfig

  そうしますと接続しているネットワークカードのTCP/IPが表示されるはず。
  ipv4のアドレスを控えておきます。

 2、IPアドレスによるネットワーク接続
 相手のIPアドレスを記録しましたら、早速つなげてみましょう。
 コマンドの実行、もしくはプログラムとファイルの実行入力欄に
\\マークの後にIPアドレスを入力します。一例としては
 
 \\192.168.***.***

 そうすると相手のPCに繋がり、ログインユーザー名とパスワードを聞いてきます。
 ので入力します。通常のWindows起動時に入力しているユーザーとパスワードです。
 入力しましたら通常通り共有フォルダやプリンタが見えるはずです。
 毎回入力するのは面倒なのでどこかにショートカットを作っておきましょう。
 今後はショートカットをクリックしてつなげる様になります。
 1台1台の設定が必要なのは不便ですが。

 3、WINSによるNetBIOS over TCP/IPの登録
 もしくはWindows7の端末にNetBIOSの登録設定を行います。
 詳しくはこちらを参照。割愛します。

 Windows7 設定−ファイル共有 LAN接続のxp機とw7機


●まとめ
面倒ですけど1度設定すれば繋がる様になりますよね。
PC以外の機器の設定も同様にやればOKです。
オフィスなどは端末が多いのですごく面倒です。
良い方法はなかったのでしょうかね?
是非試して見て下さいな。
posted by kapper at 21:18 | Comment(0) | Windows
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