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2021年11月29日

Ubuntu改造日記 Swap圧縮 zwap 初期設定 その111



こんばんは。
今日はUbuntuでSwapを圧縮するZswapの設定。
メモリが足りないマシンではSwap領域が必要になりますが、
圧縮して容量を節約するZswapです。
おすすめ機種はSSDの容量が特に少ないPCです。
重くなるのでSwapを拡張する余裕のあるストレージには不要かもしれません。
標準のKernelでそのまま対応出来ます。

●Zswap
Swapを圧縮して節約するZswapです。
Zramと違うのは、RAMを圧縮するZramとストレージを圧縮するZswapの違いです。
つまりSwapファイルか領域が必ず必要になります。
長所としてはメモリ領域を圧縮しない事ですが、速度的にはZramに負けます。
しかしストレージ領域に大量にSwapを確保出来ますので固まらない、落ちない
圧縮RAM環境を作りたい時にZswapは役にたちます。

Ubuntuの場合、Kernelが標準で対応しているので
ブートパラメータに追加するだけで使えます。

sudo nano /etc/default/grub

10行目あたりを下記に修正します。
quit splashの後に追記。

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash zswap.enabled=1 zswap.compressor=lzo"

保存したらgrubをアップデート。
圧縮方式を変えたい時はlz4を変更してみてください。

sudo update-grub

grubファイルをアップデートしたら再起動。
それだけでOKです。
動作確認は下記のコマンドを実行

sudo dmesg | grep "zswap: "

●まとめ
設定は簡単ですが、重くなります。ガリガリです。
しかしメモリが少なくてもアプリが落ちにくくなります。
使っていないキャッシュなどもZswapに送って圧縮しますので
ややメモリを空けられます。
WindowsタブレットやChromebookの様なSSD容量の小さいPCにオススメ。

ZramとZswapを併用すると安定化しますが重くなります。
それでも良い人にはとても役に立ちます。
逆に重くしたくない人には要注意かも。
posted by kapper at 19:21 | Comment(0) | Ubuntu
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