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2020年09月13日

最近の事 2020年9月 何故日本人の給料が上がらないのか?



久しぶりに最近の愚痴を。
ニュースでよく言われている経済問題で、
内需が増えないのは日本人の給料が上がらないからだ、とよく言われています。
実際世界経済は徐々に伸びているのに
日本人の給料だけが下がり目傾向で
増税や社会保険料を含めると実質給料は低下しているまで
言われています。何故でしょうか?
今日はそれを考えてみましたのでネタにします。

1.右肩上がりの成長が会社として望めない

分野にもよりますが第一の理由がコレです。
右肩上がりで成長していくのであれば、生産を増やし
人員を増やし、役職やポストがそれなりに必要になります。
しかしそういう予測を立てている日本人は殆どいないでしょう。何故か?

一つは海外の会社に競争で負けているという現実。
シェアを奪われ売れなくなる。
コストで負けて海外に工場を出す。
消耗品や設備、雇用が国内に戻ってこない。
すべての分野ではありませんが、そういう傾向を感じます。
何故か?
昔は6重苦と呼ばれていました。
超円高、法人税の高さ、自由貿易協定の遅れ、電力価格、労働規制、環境規制。
今はどうでしょうか?
結構改善されてきた様子がありますが、
競争に勝ってシェアを伸ばしたイメージはありません。
それどころか研究開発費を削って技術力も負けてきました。
むむむ。
今、日本企業で頑張っているのは自動車のトヨタくらいでしょうか?
まあキーエンスとかも有名ですが。
投資のタイミングを抑えて、自動化で負けて、人件費で負けて、
スケールメリットで負けて、品質でも負けて、
という負けパターンが生まれています。
新商品が出てこなくなったのも一因です。
研究開発を絞ったからです。そして投資を抑えた反動が。
日本のマザー工場は古くてボロい設備をそのまま使っています。
経営者の判断ミスです。

2.50代が多くなりすぎて、ポスト割り当てや昇給出来なくなった。

 バブルの30年前に採用した雇用がまだ残っていて、
会社に給料の高い50代が多数、年齢分布の逆三角形という構図です。
リストラは当然出来ません。
総給料は変えられませんので、若い人を減らすか
ポストを減らし、昇給を止めるしかありません。
現行世代が非常に損する仕組みです。
もちろん企業内部で悪どい肩たたきをやってもです。
それでいて幹部クラスは優遇されています。

今の50代が引退するあと10年は変わらないと思います。
それは今の40代と30代がとても不幸になります。

3.企業が内部留保を貯め続けている

内部留保は現金ではありませんが、
土地や株式、設備などなど。自社株を買い増したり。
これは市場の成長が望めないので、
本来設備投資に回るお金が、そのまま別の資産に置き換わる行為である。

4.工場を人件費の安い外国に作った

これは文字通り。
人件費を下げるため。

5.労働組合がストライキをしないため

会社と馴れ合い労働組合がいると不幸になります。
一部の特権社員が他の社員をなだめる労働組合の会社は未来がありません。
とっとと離職しましょう。

6.離職者が業務停止にならないレベル

離職者が増えすぎて仕事が止まるとお客様に迷惑がかかります。
その時点で売上が落ちて気づくのですが
その一歩手前だと会社は無茶を押し通します。
そうして崩壊していくんですが。

7.労働監督署に訴えない、コンプライアンス違反が横行している

この手のは、小さい会社にありがちなパターンです。
で、自殺者が出て対外的に明らかになると。
コンプライアンス無視の非合法な会社はとっとと離職しましょう。

8.副業禁止している

少々のアルバイトを認めないのは企業にメリットが無いためですが、
公務員を除くと本来合法です。
合法なものを会社の規定で縛り付けなければならない
というのは、ただの権利の侵害です。
もちろん一部の例外はあると思いますが、
そもそも政府がやる気がないので駄目でしょう。
posted by kapper at 18:01 | Comment(0) | 近況
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