
お次はLibretine Containers Manager。
Ubuntuのデスクトップのアプリを一部使えます。
UBportsにはコンテナ形式でUbuntuをそのまま使えまして、
XMirで表示が可能です。
標準で実装されています。
不便だけど・・・
まあアプリ少ないし。
●Libretine Containers Manager
コンテナ形式のUbuntuです。
chrootとLXCコンテナの2種類ありまして、
基本はchrootです。入れたり消したり出来ます。
chrootでUbuntuを別に入れて、XMirで起動。
簡単です。
・長所
Xorgのアプリが一部動く。シンプルなアプリのみ。
UBportsのソフトウェアキーボードが使える
UbuntuのCUIアプリは大体動く
・短所
重量級のアプリは動かない。
高解像度1画面全体にアプリが起動する為、
フォント、アイコン、ボタンが小さすぎて操作しにくい
マルチウィンドウにほぼ対応していない。
ボタンがまともに押せないw
マウスが無いとキツイ。
フォントが小さすぎて文字が読めないw
容量をUbuntu1個分丸ごと食う
動くのはありがたいがフォントが小さすぎて全く文字が読めませんw
操作もボタン押せないし。
FirefoxやLibreofficeなど重量級アプリは動きません。
AndroidのChrootアプリより使いにくいです。
難しいですね。
●Libretine Containers Managerのインストール
標準で実装されているのでボタンをポチポチ押すだけです。
後はダウンロードを待つだけ。
ほぼ全自動です。
まずはシステム設定ボタンを押して起動。
次にLibretineのアイコンを選択して「Get started」をクリック。
するとコンテナ名とパスワードを聞いてきますので、
適当に「Ubuntu」とか入れてみます。
コンテナ名なので何でも良いです。中のOSはどうせ自動でUbuntu16.04。
入力するとストレージに自動的にdebootstrapが中で多分動いて
Ubuntuがchroot環境にインストールされます。
大体数百MB位なので容量と回線にはご注意を。
画面の電源が落ちない様に設定を変更しておくと楽です。
●アプリの追加
Ubuntuがインストールされると次はアプリの追加。
Ubuntuのaptのアプリ名を入力するだけです。
Ubuntuコンテナ画面をクリックすると、パッケージ画面が出てくるので
+をクリックすると
・Enter package name or Debian file
・Choose Debian package to install
・search archives for package
と出てきますので、・Enter package name or Debian fileを選んで
パッケージ名を入力するとaptでインストールされます。
アプリがインストールされると、ランチャー画面を右方向に
スライドさせるとXorg関係のアプリアイコンが追加されます。
それをタップするとアプリが起動します。
勿論、重量級アプリはそのまま落ちます。
まあそういうアプリはレポートしましょう。
動いたら動作確認のレポートも。
●動いたアプリ、動かなかったアプリ
動いたアプリは
・gedit、freeciv、Netsurf、Xterm、Icewm
動かなかったアプリは
・Firefox、mikutter、Midori、Libreoffice、Gnome-Terminal、
DOSBox、fceux
端末から起動させるとlibGL.so.1がありませんというエラーが出ます。
まあ違いは重量級(複雑なアプリ)と軽量級アプリの違いでしょうか?
法則性は観察されませんが、なんとなく。
またキーボードとマウスが無いと操作出来ないアプリも沢山あります。
IceWMもWMとTerminalと他のアプリが別のWindowで表示されます。
Xmir側が対応していないんですよね・・・多分。
●まとめ
Nexus5のUBportsでXorgのデスクトップアプリの
動作確認をしました。
一応一部のアプリが動きましたが、実用的には?
という感じです。
Window倍率とフォントの調整が出来ないので、正直使いにくいです。
ブラウザを入れて艦これを遊ぼうという野望はNG。
まあコンテナなので入れたり消したりは簡単なんですが。