
次はT100TAにopenSUSE Leap15.0です。
インストール方法は旧来と同じなのでご注意を。
GnomeとKernel4.12に強烈なバグがあり、
KDEなど他のWMの使用とMainline Kernelを
強くお勧めします。
手間を掛けただけちゃんと動きますので
是非openSUSEを使ってみましょう。
●openSUSE Leap 15.0とT100TA
Leap15.0はKernl4.12にアップグレードした安定型の新型です。
一通りのWindowsタブレットでまず起動できるはず。
しかし、Kernelのバージョンが古く
バグが残っていてまだ最新鋭のディストリには負けます。
MainlineKernelを入れ直す事でバグとドライバは解消できます。
インストール方法は過去のブログをご参考に。
OpenSuse改造日記 キーボード付きBay-Tailタブレット ASUS Transbook #T100TA #OpenSuse 42.2 grub2 i386 UEFI32bit ビルド設定Kernel4.10インストールテスト編 その4
注意点
・WindowsのRufusでISOファイルを焼く時は
必ずRufus3.0以降でDDモードで焼きましょう。壊れます。
・openSUSEはi586とx86−64のマルチライブラリ対応が
過渡期です。標準レポジトリでは入れられませんので注意
・Grub2ブートローダーがUEFi32bit非対応です。
ソースコードからビルドして入れましょう
・bootia32.efiはZgockさんがビルドしたバージョンを使いましょう。
大感謝。
・インストール時にエラーが出ますが、マルチライブラリに
対応していないので解決策が思いつきません。
インストールフォルダが/@/.snapshot/2/snapshot/(ルート)
になります。
・GnomeとKernel4.12に深刻なバグがあるのでKDEなどを使いましょう。
KernelはMainlineを入れ直しましょう。
Gnomeは画面回転方向180℃反転と5秒スリープ、
Kernelはタッチスクリーン他ドライバが動きません。
・インストール及びZypperはUSBのWifi、有線LAN必須
Kernelは4.12ですが、この時期のKernelはT100TAでは
バグがあってDebian,Ubuntuでもかなり悩まされました。
最近のKernelでは直っているのでそこまでがopenSUSEです。
●インストール
まず公式HPからISOファイルをダウンロードして、
Rufus3.0のDDモード他でUSBメモリに焼きます。
その後Zgockさんビルドのbootia32.efiをダウンロードして、
/EFI/boot/フォルダにコピーします。
その際に容量が足りないって言われるので、
mokmanager.efiを削除しましょう。
https://img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/kapper1224/attach/52/8/bootia32.efi
bootia32.efiをコピーしたらUSBメモリを本体に刺して起動。
「ESC」などでUEFIの画面からUSBからメモリを選択。
Grubオプションが起動したら起動します。
で起動したら日本語設定とWifi、ネット設定をします。
Wifiはルーターの設定とWPA-PSK、パスワードなど。
HDD、SSDの設定の時は他のOSを消さないように注意。
ネットを繋いだ状態でインストール。
UEFI32bitの機種は途中でエラーが出ますがそのまま続けて再起動。
で、問題は2回目以降の起動。
再びUSBメモリから起動してSSDのopenSUSEを起動。
configfile (hd1,gpt2)/@/.snapshot/2/snapshot/boot/efi/grub.cfg
でgrub.cfgを探して起動します。
と、もう一回Grubメニューが出ますので選択して起動。
ここでやっとopenSUSEが起動します。
●grub2のビルド
起動して有線LANからネットに繋いだら、
まずgrub2をソースコードからビルド。
前回と同じです。
まずビルド用のパッケージを入れます。
端末から
zypper install autogen automake autoconf bison gcc flex make git git-cvs nano
でgrub2をダウンロードしてビルドします。
手順はこれですが、エラーが出ますので調査中。
sudo su
git clone git://git.savannah.gnu.org/grub.git
cd grub
./autogen.sh
./configure --with-platform=efi --target=i386 --program-prefix=""
make
make install
cd grub-core
../grub-install -d . --efi-directory /boot/efi --target=i386
../grub-mkimage -d . -o bootia32.efi -O i386-efi -p /boot/grub ntfs hfs appleldr boot cat efi_gop efi_uga elf fat hfsplus iso9660 linux keylayouts memdisk minicmd part_apple ext2 extcmd xfs xnu part_bsd part_gpt search search_fs_file chain btrfs loadbios loadenv lvm minix minix2 reiserfs memrw mmap msdospart scsi loopback normal configfile gzio all_video efi_gop efi_uga gfxterm gettext echo boot chain eval
sudo cp bootia32.efi /boot/efi/EFI/opensuse/
●MainlineKernelをインストール
こちらを参考。
6 Installing Multiple Kernel Versions
端末から
sudo su
zypper ar \
http://download.opensuse.org/repositories/Kernel:/HEAD/standard/ \
kernel-repo
zypper ref
zypper dist-upgrade --from kernel-repo
でKernelのバージョンをチェックします。
zypper se -s 'kernel*'
ここでKernel-defaultを入れます。
zypper in kernel-default-4.17-( )
でgrub.cfgのvmlinuz-()とinitrd ()を修正したら
Kernelが起動します。
●まとめ
grub2のビルド、登録方法を確認中ですが、起動します。
Kernel4.17にするとタッチスクリーンなど動作します。
T100TAに依存する所も多いですが、調査中です。
Gnomeはまだ危険です。
少し手間ですが、是非使ってみましょう。