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2018年06月01日

キーボード付きBay-Tailタブレット ASUS Transbook #T100TA #openSUSE Tumbleweed 20180523 インストールテスト編 その9

T100TA.jpeg

まずはWindowsタブレットのT100TAにopenSUSE Tumbleweedを
入れてみましたのでブログにします。
ちょっと手抜きしたおかげで余計苦労しましたw
まあ、勉強になりましたがハマると死ねるので
ブログに残しておきますw

●openSUSE TumbleweedとWindowsタブレット
最近は進化したopenSUSEですが、
ZgockさんがWindowsタブレットに入れたとの事で
僕もやらねばと入れてみました。
こちらをご参考に。
ありがとうございました。


https://www65.atwiki.jp/kapper1224/pages/52.html


openSUSEには2種類ありまして、

・ポイントリリース版のLeap
・ローリング・リリース版のTumbleweed

Leapポイントリリースはサーバ向けなどで、
Tumbleweedはテスト含めたデスクトップなど。
KernelのバージョンがTumbleweedが新しいのでテスト用途。
公式にはUEFI64bitのみでUEFI32bitはサポートされていません。
この中で更に

・DVD 4.7GBフルイメージ
 ⇒公式サポート
・Gnome、KDEなどLiveイメージ 900MB
 ⇒非サポート

でLive版はサポートされていないので、文句を言うと
偉い人に怒られます。(怒られましたw)
テストするにはLiveの方が手軽です。

●openSUSEのあるある
Linuxディストリは同じ様に見えて特徴があるのでご注意を。

・ISOファイルをRufusで焼く時は必ずDDモードにすること
・パスの関係で専用ビルドしたbootia32.efiが必要。
・bootia32.efiを書き込む時にパーティションの容量が足りない。
 応急でMokManager.efiを削除してコピーしましょう。
・LAN接続はYastで。色々と設定が細かいので注意
・grub2-i386-efiパッケージはISOに無いので注意
・インストールエラーが発生した場合でもエラーメッセージは出ない事も
 HDDの/@/.snapshot/2/snapshot/(ルートファイルシステム)
 にパーティションが残ってしまい。Grubで起動しなくなる。
 grub.cfgを上書に書き直すか再インストール。
・Ubuntuの様にupdate-grubコマンドは無いので、
 ブートするKernelやrootフォルダの記載に注意。
・Yastの無線LAN設定で、LANアダプタを指定してから、
 アクセスポイントを検索してWPA-PSKでパスワード入力。
 細かい記載は無いのと、接続目視確認が出来ないので
 インストール時は非常に注意。
・ブートローダーが起動しない時は
 configfile (hd1,gpt2)/boot/efi/grub.cfg
 みたいにgrub.cfgを直接指定する形で読み込める
・インストーラーDVDイメージで起動時にドライバチェックするが
 機種によってはフリーズしてそのまま起動しない。
 何故かLive版だとチェックがないので起動するw
 逆もしかり。要注意。
・ブートする際にエラーメッセージが出たら必ずメモして
 ググってみる。openSUSE forumにて回答があることが多い。
・grub2-i386-efiパッケージを入れてもgrubが読み込まないことがある。
・ISOダウンロードと焼き込み時に時間が長く壊れやすいので注意。
 スクリーンセーバーやスリープモードにならないように設定。
 寝落ちとか危険なので。
 問題が発生したらまずISOが壊れている事を最初に疑いましょう。

などなど。まだありますが把握出来ていません。
Ubuntuと同じ様に取り扱うとトラブルが出るかもしれません。
日本語情報が少ないので英語掲示板をググると良いです。

●Windowsタブレットに入れる時の注意点
細かい事はZgockさんのインストール方法を参照。

1.DVDもしくはLiveのISOをダウンロード
2.DDコマンドでUSBに焼き込むかマウント
3.bootia32.efi(openSUSE)用、grub2-i386-efi〜.rpmをダウンロード
4.RPMファイルをUSBにコピー
  ただし母艦がUbuntuやWindowsではマウント、展開出来ないので注意。
5.USBから起動

するはずですが、面倒だと端折ると後で画面に映らない
インストールエラーが出て苦労します。
USBメモリが破損していることもあります。
その場合はGpartedなどで一度パーティションを書き直して
フォーマットし直してからISOを焼き直しましょう。

USBから無事起動すれば良いですが、
起動しない場合はgrub2画面からconfigfileコマンドで
grub.cfgを直接読み出します。
後はUSBでWifiか有線LANを繋いでネットを認識してから
起動します。
インストールはネット繋いでから通常通り。

再起動すると、無事エラーが無ければ起動しますが、
エラーが出るとUSBメモリから起動してgrub2を立ち上げます。
grub2からコマンドでHDD,SSDを指定して起動するしか無いです。
ご注意を。
過去のブログにも書きました。

●バグ?
まずT100TAではインストール時に見えないエラーが出て
パーティションが HDDの/@/.snapshot/2/snapshot/(ルートファイルシステム)
に残ってしまい普通には起動しません。
必ずしもそうなる訳ではありません。
grub.cfgをconfigfileで指定すると起動します。

T100TA以外のWindowsタブレットではUSB起動時の
ドライバチェック画面でフリーズしますので、
LiveイメージをUSBに焼いて、
ランチャーの中にあるInstall〜コマンドから
インストーラーを立ち上げましょう。
その際にWifiもしくは有線LANは繋いで置きます。

T100TA固有のバグとして、
必ず5秒後にはスリープモードになるという嫌なものが発生しています。
色々設定を変えましたが防げません。
これがなんともならないのでLeapをこれから入れてみますw
とにかく新しすぎるので想定出来ないバグが発見できるかも(ぉぃ

●まとめ
だいぶ苦労しましたがZgockさんのおかげで起動までは出来ました。
後は個体差ですね。
バグは原因が特定できません。
半年〜数年したら他のディストリでも再現できるでしょう(ぉ
Ubuntuでは想像もつかない事が起こるかもしれません。
その位、ローリング・リリースは新しいので注意が必要です。
まずLive版もテストしてみると良いかも。
僕は両方ダウンロードして起動しからバグの原因を考えます。
ひとまずLeap最優先で。
posted by kapper at 21:32 | Comment(0) | ASUS Transbook T100TA
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