
先日届いたApollo−Lakeタブレットの
Jumper EZPad6ProにUbuntu17.10を入れてみました。
前回のブログはUbuntu17.10のライブUSBブートまでで
今回はその続きです。
前回の設定まで完了している前提で説明しますので
まずそちらを読んでからお願いいたします。
いやあ、壮絶ですな。
これを最初に考えた人凄いわ。
次世代ApolloLakeタブレット EZPad6Pro 購入&Ubuntu17.10ライブ起動 テスト その1
●Apollo-Lake上のBIOSバグと仕様
前回で色々BIOSバグのネタを書きました。
今回インストールにあたって発見した問題点を下記に整理します。
ざっくりと。
・Apollo-LakeのBIOSバグでGrub2が起動しない
Refindに書き換えてからLinuxをブートする必要あり
・Apollo-LakeのBIOSバグでOS設定を
「Intel Linux」に変えると液晶画面が表示せず
HDMI経由の外部モニタのみ表示される。
「Windows」に戻して「EDP1」設定でのみ起動
・ライブUSBから起動して、
Refindのファイルをネットからダウンロードして
EFI/Bootにコピーする必要あり。
・UEFIのブート設定を書き換えるには、
ライブUSBからは難しいので、Windows10を起動し
EasyUEFI Free版をインストールした後に
設定ファイルをRefindに書き換える必要あり
・再起動しUEFI画面で書き換えたRefindを指定
することでUbuntu17.10を通常起動できる
後で記載しますが、
ライブUSBからはアプリのインストールが出来ないので、
強引にRefindのファイルをEFIパーティションに書き込んで、
EasyUEFIで設定ファイルを修正する形になります。
思いつかんかった。
やってみた。
●Ubuntu17.10インストールとRefindの設定
前回同様の流れになりますが、
まずこちらをご一読を。
若干修正していますが、基本はそのままです。
感謝。
Install Ubuntu on Celeron (Apollo Lake) N3450 (UEFI Windows 10) Computer
まずはライブUSBから起動するおさらいです。
Ubuntu公式のHPからISOファイルをダウンロードして、
WindowsのRufusなどからISOファイルをUSBメモリに焼きます。
このままだとブートローダーはGrub2のままなので起動しません。
こちらからbootx64.efiとrefind.confをダウンロードして
USBメモリの/EFI/Bootフォルダに上書きします。
https://drive.google.com/drive/folders/0B3FtVY6JAiGAaGJ4R2hlRVMwN1E
上書きするとGrub2からRefindにブートローダーが変わります。
そのままUSBメモリを本体に刺して
Apollo-Lakeタブレットの電源ON、「ESC」キーを押して
BIOS画面を表示します。
BootタブのBootoverrideの所のUSB〜を選択すると
Refindブートローダーが起動しますので、
「Try Ubuntu〜」を選択してライブUSB起動します。
で、UbuntuがライブUSB起動したら有線LANか無線LANで
ネットに繋いで普通にUbuntuをインストール
アイコンをダブルクリックするだけです。
デュアルブートにする際はパーティションを適当なサイズで。
インストールが終わったら、電源を切らずに
ネットに繋いでRefindのファイルをダウンロード。
別に再起動しても良いですが。
https://drive.google.com/drive/folders/0B3FtVY6JAiGAV2d0Z1hzMDBQQ0U
ここのRefindのフォルダごと右クリックで「ダウンロード」し
展開します。
で、端末を開いて/EFI/Bootにコピーします
sudo su
mount /dev/mmcblk0p1 /mnt
cp -r refind /mnt/EFI/Boot
/EFI/Boot/refindフォルダに一式あることを確認して下さい。
ここらへん
drivers_x64
icons
tools_x64
bootx64.efi
refind.conf-sample
保存したら再起動してWindows10を立ち上げます。
Windows10を起動したらネットでEasyUEFIの3.1フリー版をダウンロード。
https://www.easyuefi.com/index-us.html
EasyUEFIのフリー版をインストールして起動したら
左側のアイコンの「Manage EFI Boot Option」を
クリックしてUEFIブート設定を編集します。
おそらく左側の窓のBoot orderにUbuntuが2つあるはずです。

片方は\EFI\UBNTU\SHIMX64.EFIとありgrub版なので放置
もう片方の\EFI\Boot\bootx64.efiと書いてある方を編集します。
そちらをクリックしたら
中央の8つあるアイコンの上から4番目をクリックして修正します。
すると下側に「File path」のBrowseをクリックして
先程コピーした/EFI/Boot/refind/refind_x64.efiをクリックしてOK。
これでRefindをブートローダーとして起動します。
Ubuntuが2つもあると紛らわしいので
上にあるDescription:の表示を
ubuntuからUbuntu Refindなど好きな名前に編集しておきましょう。
でOK。するとNameとFile Pathが変わっているはず。
コレで問題なしです。

再起動して「ESC」、BIOS画面を見ると
先程修正したUbuntu Refindのブート設定が表示されているはずなので、
それを選択するとRefindのGUI画面が表示されます。
ubuntuのKernel4.13-1xのオプションが書いてあるアイコンが
先程インストールしたUbuntuです。
これを選択するとやっと起動します。
お疲れ様でした。
せっかくなのでBIOS設定のブート順位も入れ替えておきましょう。

●Ubuntuドライバなど
dmesg
http://kapper1224.sakura.ne.jp/dmesg_ezpad6pro.txt
lshw
http://kapper1224.sakura.ne.jp/lshw_ezpad6pro.txt
●まとめ
Refindのファイルを用意してくれた先達に感謝。
こんな強引な方法を思いつかんかった。
凄いわ。
これでUbuntuとWindowsをデュアルブート出来ますね。
他のOSにも適用できそうです。
良かった〜
お疲れ様でした。
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