
今日はCherry-TrailのWindowsタブレットに
openSUSEのTumbleweedをインストールしてみました。
夏頃まであったバグが無くなって
起動できる様になっています。
タブレットではATOMの仕様上でKernelが
新しい方が良いのでそちらを使ってみましょう。
●openSUSE Tumbleweed
ローリング・リリースのopenSUSEです。
たまに不具合が出ます。
最新のMainline Kernelを持っているので
デバイスに強いです。
注意点を下記に。
・重量級ディストリです。
・ローリング・リリースの為、バグを拾いやすい
・ダウンロードが本家のサーバに集中しているため遅い
インストールに相当時間がかかる
・USBブートした際にデバイスのチェックで何故か一時間以上かかる。
フリーズしていないかEnterキーを押してチェックしながらゆっくり待つこと
・Kernelが新しいので色々なデバイスでも使える
・openSUSEのGUIツールが使える
・USBメモリの/EFI/bootパーティションの容量が少なすぎて
bootia32.efiがコピー出来ない。何かを消さないと
UEFI32bitのデバイスで起動できない(怒
・openSUSEのインストーラーは
WindowsやUbuntuなどを消すように要求してきますので
まずopenSUSEをインストールしてからUbuntuなどを入れましょう。
・UEFI32bit機には基本サポート外です。
・リスクありますので自己責任で
Debian Sid相当でしょうか。
回線切れと電池切れに注意です。
色々な理由があってインストールにとても時間がかかりますが
フリーズしていませんので気長に待つしか。
まあWindowsタブレットでopenSUSEを使おうと思ったら
選択肢がないので諦めるしかありません。
是非使ってみましょう。
●openSUSE Tumbleweedインストール
サポートされているのは本家のHPリンクだけです。
ISO全体ファイル、ネットインストールISO、
Kubic DVD/USB Stickの3種類あるけど
どれもとても容量が大きい上に、本家サーバに集中しているので
ミラーサーバを使いましょう。
今回はローリング・リリースなので
ネットインストールISOを使いました。
まずISOをダウンロードしたら、WindowsならRufusで
USBメモリに焼いてタブレットに刺して起動させます。
で、MicroUSBかUSBににUSBHUB、キーボード、マウス、
USB-有線LANとUSBメモリを繋いで
「ESC」キーを押しながら電源を入れると
UEFI画面が起動しますので、セキュアブートをOFFにします。
設定出来る所が殆ど無いので、
再起動したら「F12」を長押しすると、
各パーティションからブートするか選択出来ます。
もちろん最初はopenSUSEを入れたUSBを選択して起動します。
Grubが起動したら特にオプションを付けずに起動。
とても時間がかかるが放置で。
インストーラーかLiveDVDが起動したら、
インストールは通常通り。
インストール前に一応無線LANもしくはUSB有線LAN設定して
インターネット出来る様にしておきましょう。
インストーラーでブートローダーまで入れてエラーなければ再起動。
ここまで進んで初めてタブレットだけでopenSUSEが起動します。
ここまでではエラーはありません。すごいね。
最近のKernelは驚きです。
●初期設定その他
色々と初期設定
・ユーザー設定で自動ログイン
・PowertopやTLP設定
●不具合
openSUSEではなく主にMainline Kernelからみ
・BluetoothはNG
・SoundはNG
・画面回転は一応
・GPUはOK
・タッチスクリーンはインストール後はOK
・バッテリーセンサーはOK
●まとめ
クリティカルなバグが無くなりました。
Kernelさえ新しければopenSUSEでもタブレットで動きます。
しかし、UEFI32bitの方をなんとかしないと
安いタブレットでは動けません。
CUIコマンド入力でなんとかなるんですけど慣れるまで手間。
後、GNOMEやKDE使うと4GB以上で2000パッケージ以上もあり
ダウンロードに果てしない時間がかかります。
もうちょっと配慮があっても・・・。
重量級ディストリです。
Kernelが新しくなってCherry-Trailでも
やっと実用的になりつつあります。
是非使ってみましょう。
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