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2017年10月20日

最近の事 2017年10月 品質管理責任者から見る神戸製鋼改ざん事件

日本の品質を揺るがす神戸製鋼の成績書捏造事件が
世間でニュースになっています。
まだ明確な情報は出きっていませんので
実情はよく分かりませんが
今日はいつものパソコンマニアのKapperでは無く、
ものづくりを監督する品質管理責任者としてのプロの視点で
観察したいと思います。
弊社ではこんな事ありえないもん、
僕の目が黒いうちは許さない。

●神戸製鋼 品質データを長期間にわたり改ざん
神戸製鋼はアルミ製部材の品質データを長期間にわたり改ざん
していたという事で大ニュースになりました。
アルミ製部材以外も。組織ぐるみで。
他の日産とかは別件でこれもニュース。
何故この様な事が起こっているのでしょうか?
まあ品質問題というよりコンプライアンスの方が先ですかね?

・製造部門がデータ改ざん
・品質保証部門が成績書データ改ざん
・直近では無く過去からずっと
・組織ぐるみの隠蔽

位しかまだ情報が表に出てきていません。
どうなっているんでしょうかね?
情報待ちですが真相に注目しています。

●規格の背景
ものづくりする上で規格に入らない製品があるから
こういう事になってしまいます。
じゃあ規格ってなんですか?

・新商品開発の際に顧客要求からまとめた保証値の事
・規格に対して工程能力が確保された段階で、
 量産認定される背景。
・規格を満たさない製品は、手直しか廃棄か
 「特別採用申請」、格下げとなる。
・規格もしくは「特別採用申請」を顧客から承認された製品を
 品質保証が合格、不合格印を押して出荷される
・守れない規格は、「規格変更申請」するか「廃版」するか
 「特別採用申請」のまま押し通すかになる

という事で顧客が使えると判断した場合は
必ずしも守らなくてはならないものではない。
問題なのは規格に入れることが出来ない工程能力が
そのままになっている事が問題である。
設計変更するなりばらつきを是正するなり改善活動を怠っている
所が本質であろう。
また、特別採用申請は本来不合格品のため
受け入れる側としても、サプライヤーを監査する事になっている。
そこで可能な限りモノづくりを評価対象に入れる事になる。
取引の対象として成立するかという。
お互いに仕事が増えて面倒ですわ。

じゃあ、買う側の視点からすると、

・成績書が正しい製品であるか?
→受け入れ検査、抜き取り検査を行う
 普通やりますよね?でないと異常の原因を見つける事は出来ない
・不良が出たら損するのでコストを正確に試算する
・高ければ買わない、安ければ使いこなしたい
・オーバースペックなら値下げ交渉をする
・調達メーカー間の成績書にデータの差異が出ると困るので
 実際に検査して検証する
・自社の完成品がスペックを満たしているか

当然、正規品を買って問題を起こしたら買った側の責任です。
それが最終的に規格内に入っていれば保証される。
逆にそれが安い資材であれば使いこなしたい。
スケベ根性でそうなる訳ですよ。
別に珍しくはない。
僕が言いたいのは、買う側としてもメーカーの数字通りではなく
しっかり検証する必要があるという事。
購入品の検査やトレンドグラフ、管理値をしっかり追跡しているはず。
何故今まで検出できなかったのか?
それも疑問です。
まあ売る側も買う側も追跡が必要です。

●何故規格を守れないのか?
posted by kapper at 06:25 | Comment(0) | 近況
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