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2017年09月18日

新世代7インチUMPC Cherry-Trail #GPD-Pocket Ubuntu17.04 & 17.10β インストールテスト その2

GPDPOCKET.jpg

GPD-PocketにUbuntuを入れたまとめです。
また改正していきますが、現時点の情報をまとめます。
まだバグは残っていますが、
画面を一旦蓋して、開けることで画面を表示し直せば
写ることがわかりましたので、クリティカルな所はないです。
他のディストリでも出来そうなので試してみましょう。



●GPD-PocketとUbuntu
GPD-Pocketは7インチのフルスペックUMPCで
Windowsとubuntu16.04LTSに対応しています。
でもそれだけじゃもったいないので、
まっさらな状態でUbuntu17.04と17.10βを入れて
テストしました。
結果はバグあるものの、通常使用は可能です。
入れてみましょう。

Ubuntu17.04ならWubiを使ってWindows10上からインストールしても
USBから直接インストールしても問題ありません。
Ubuntu17.10βならUSBのみですかね。
ISOファイルをRufusでUSBメモリに焼きます。


●Ubuntu17.04 VS 17.10β
まず何が違うかというとKernel他ライブラリのバージョンが違います。
あとはUnityからGnomeに変わっています。
一見した見た目は大きく異なりませんが。

・Ubuntu17.04
Kernelの重大なバグあり。
PPAでMainline Kernel4.13に上げないと
Intel Graphics Driver OSS版が使えない。
画面回転などできないので最初は苦労する。

・Ubuntu17.10β
大きなバグがなくなっているので
最初からオプションなしで起動可能。
ただし、Intel Graphics Driver OSS版のバグで
画面が映らないのは17.04と同じなので
一旦蓋を閉めてから数秒後にまた開くと起動する。
XWayLandはまだ機能が実装されていない所があるので、
ログイン時に歯車マークをクリックして
Gnome.Xorgに切り替えると画面回転など便利。

という違いがあります。
Ubuntu17.04はバグが重いので、個人的には
Ubuntu17.10βで助かっています。どちらでもなんとかなりますが。
インストールとセットアップ方法が異なる違いだけです。
でも17.10βの方が楽でありがたいです。

●Ubuntuインストール概要
過去のブログもご参考を。
USBメモリにUbuntuのISOをRufusかなにかで焼きます。
で刺して起動。
17.10の場合は起動時に画面が真っ黒になりますので、
一旦蓋を閉めて、数秒後蓋を開けると画面が表示されます。


1.あればUSBの無線、有線LANカードを刺しておく
2.電源をいれた後「ESC」を押しながらUEFIを起動し
  OSのブートでUbuntuを選択
3.起動したGrub2の設定を修正
 (17.04のみ。i915.modeset=0をquietの前に追加する)
4.インストール後の再起動の際にまたGrub2の修正
 (17.04のみ。i915.modeset=0をquietの前に追加する)
5. ブートのログオン時に歯車マークをクリックして
 Gnome.Xrogに切り替える。画面回転など。
6.無線LAN BCM4356の設定⇒これはOS側の問題
7.UKUUのインストールとKernel4.13LTSの導入
 (17.04のみ。GPUのため)
8.Intel Graphics Driver OSS版のインストール
9.画面回転の設定⇒Intel Graphics Driver OSS版を入れた後
 これはOS側の問題

問題はGPUの問題でKernelのバグかと思います。
それ以外は基本的には同一かと。


●Ubuntu17.04でWubiを使う場合
Windows10で安全インストールできるWubiを使う場合も同じです。
Ubuntu初心者の方は是非使ってみましょう。

https://github.com/hakuna-m/wubiuefi/releases

こちらのファイルをWindows上でダウンロードして実行。
もしUbuntuのISOファイルを持っていたら
同じフォルダに置いておくと読み込むので
ダウンロード時間を短縮できます。

実行すると
・容量
・UbuntuのGUI選択
・ユーザー名、パスワード
を選べますので好きなのを選択。
するとOSイメージファイルが作成されてコピーされます。
で再起動。

再起動するとGrub2の画面が出ますので、
「ESC」を押して自動起動を止めた後、
真ん中にある「Intel graphics workarounds」を選択すると
Ubuntuが起動して自動的にインストールが進みます。
もしくは「e」キーを押して、quietの前に「i915.modeset=0」を追加しF10で起動。

終わると再起動しますので、「ESC」を押してUEFI画面を出します。
電源を入れたらUSB充電ケーブルを抜いた状態で
「ESC」キーを押しっぱなしにします。
USB充電ケーブルを刺しっぱなしだと、充電モードになって起動しません。
で、UEFI画面が起動しましたら、
SAVE & EXITのタブのUbuntuを選択します。
で、Grub2画面が起動します。
ここはそのまま起動しても修正してあるので問題ないはずです。
Ubuntuが無事起動します。


●その後のインストール
まず17.04の場合はframebufferで起動するはずです。
ようは画面が横表示で回転できない状態。
17.10の場合はIntel Graphics Driver OSS版が動きますが
Blackscreenのまま写らないかと。仕方がないです。


●内蔵無線LANの認識
標準ではUbuntuでは内蔵無線LANが繋がりません。
まずは起動直後のUEFI設定画面で変更します。
ネットが使えない場合は別PCでファイルを拾ってくる事になりますが、
面倒なのでUSB有線LANがあると便利です。推奨。


まずはUSBの無線LANか有線LANか他のPCからデータを拾ってきます。
brcmfmac4356-pcie.txtとbrcmfmac4356-pcie.binの両方が必要です。
LinuxカーネルのFirmwareにあるはずですが、txtの方だけ無いようです。
つまりこれを拾ってきてコピーするだけで良さそうです。
ファイルはこちら。テキストをコピーして保存してもOK
両方とも同じです。

 https://sourceforge.net/p/android-x86/device_generic_firmware/ci/b261458e9642c2130866525fa3b6e7e34fa95b05/tree/brcm/brcmfmac4356-pcie.txt

 https://chromium.googlesource.com/chromiumos/third_party/linux-firmware/+/f151f016b4fe656399f199e28cabf8d658bcb52b/brcm/brcmfmac4356-pcie.txt

Ubuntuの場合、brcmfmac4356-pcie.binはあるので、
brcmfmac4356-pcie.txtだけ拾ってきてコピーします。
テキストエディタでコピー貼り付けして保存します。
端末から

 sudo cp /(ファイルのある場所)/brcmfmac4356-pcie.txt /lib/firmware/brcm/
 sudo modprobe -r brcmfmac
 sudo modprobe brcmfmac

これで内蔵無線LANがLinuxで認識します。
多分ディストリは問わないはずです。

●XWayland⇒Xorg切り替え
Ubuntu17.10のベースはWaylandですが、
画面回転できないなど色々未実装な所があるので不便です。
Xorgに切り替えましょう。

・ログイン時に車輪マークをクリックしてXorgに切り替え
・GDMの設定を書き換えて強制Xorg起動

端末から、

sudo nano /etc/gdm3/custom.conf

で一行をコメントアウト修正

#WaylandEnable=false




●KernelをMainlineの最新版にする(17.04のみ必須)
初期のKernel4.10ではGPUのバグが治らないです。
Intelも少しづつ確実にドライバを投げてくれるのでありがたいです。
最新版のKernelに入れましょう。

・UKUUを使う
端末からざっくりと。
Debianとかはsoftware-properties-commonを先に入れましょう。
そうしないと、apt-add-repositoryが入っていません。
Ubuntuの場合は不要ですが。

sudo apt install software-properties-common
sudo apt-add-repository -y ppa:teejee2008/ppa
sudo apt-get update 
sudo apt-get install ukuu
ukuu-gtk

導入は簡単です。
起動しましたら好きなKernelを入れてみましょう。
もちろんGrubブートローダーで選択出来ますし、
消すのも簡単です。

・手動でMainlineKernelを入れる
下記のリンク先からパッケージをダウンロードします。
この時点での最新リリース版は4.13.2です。
今後は4.14系列は長期サポートのLTS版を使い継続して更新されます。

 http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/

一例ですがリンク先から、
をダウンロードします。
一例です。Kernelはブート時に好きに切替できます。
ひとまず4.13系列を使いましょう。


●Intel Graphics Driver OSS版のインストール
Ubuntuの場合、Firmwareは最初から入っています。
ただ有効にはなっていないです。
入れてみましょう。
まず端末から、

 sudo apt install i965-va-driver
 sudo apt install ttf-ancient-fonts

関連パッケージはi965-va-driverに紐付いて入ってきます。
xserver-xorg-video-intelのパッケージは最初から入っているはず。
もし無かったら入れてみましょう。
次にxorgの設定ファルの作成

 sudo gedit /etc/X11/Xsession.d/20-intel.conf

下記内容を書いて保存します。

Section "Device"
Identifier "Intel Graphics"
Driver "intel"
Option "AccelMethod" "uxa"
Option "TearFree" "true"
EndSection

保存して再起動したらGPUが動くはずです。
多分。
 GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="i915.fastboot=1 video=efifb fbcon=rotate:1"
を外してみましょう。


●画面の回転
上の4.13系Kernelを入れると4.10系では使えなかったGPUと
標準の画面回転機能とxrandrが使える様にになります。
変更方法は、右上バーの

 右上アイコンーシステム設定ーディスプレイー回転「時計回り」

で270℃回転できます。便利です。
もしタッチパネルが回転しない場合は追加します。

 gedit .bashrc

下記一行をどこか一番下にでも追加して保存。

 xinput set-prop 'Goodix Capacitive TouchScreen' 'Coordinate Transformation Matrix' 0 1 0 -1 0 1 0 0 1

で再度起動し直すとタッチパネルも追随します。



●サウンドの設定
サウンドも同様で右上のスピーカーをクリックして設定できます。
Kernelを入れなおすと、

 speaker:chrt5645
 Headphone:chrt5645

の2つが認識しているはずなので、speakerを選択してテストします。
多分、左前のスピーカーで音がなるはずです。

●日本語設定追加
インストール直後では日本語設定ファイルが一部不足しています。

 右上アイコンーシステム設定ー言語サポート

ネットに繋がっていれば、追加パッケージが入れられるはずです。

●マウス速度変更
ついでにマウス速度も変更します。

 右上アイコンーシステム設定ーマウスとタッチパッド

ポインターの速度を好きに変更してください。

●画面の明るさとロック
アイドルモードの時間を設定できます。

 右上アイコンーシステム設定ー画面の明るさとロック

復帰時にパスワードを入れたくない人はここで設定できます。

●自動ログイン
自動でログインしたい場合に設定します。

 右上アイコンーシステム設定ーユーザーアカウント

右上のロック解除を押した後に自動ログインをONにします。

●省電力モード設定
基本はPowerTopを使います。
端末から

 sudo apt install powertop

でpowertopを起動します。
Tabキーで右端のBADをGOODに変更すると省エネモードになります。
全部切り替えたい場合は、

 sudo powertop --auto-tune

で切り替えできます。
これだけだとシャットダウンしたら元に戻るのでSystemdに登録します。

●キーボード設定
キーボードも同じです。
キーアサインがおかしいのは英語キーボードレイアウトなのに
言語設定で自動的に日本語キーボードで設定されているからです。
これを英語キーボードに戻せばちゃんとキー入力できます。
端末から

 sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration

105キーボードと英語USを選びます。
再起動すると戻ってしまいますが。
仕方がないので、


キーボードの設定を日本語⇒英語に変更します。
メニューバーのキーボードから

 [Configure]>keyborad-Japaneseを消す.
 keyborad-English(US)を追加
 右下のキーボードアイコンから配列をDefaultから
 English(US)に変更しておく.

こちらをご参考にしました。

 Ubuntu 16.04 on GPDWIN(自分用メモ)


●画面暗さの設定
画面輝度がMAXなので電池を食います。
適度に調整しましょう。

 xrandr --output DSI-1 --brightness 0.8

この0.8の部分が輝度です。80%。
適当に好きな値を入れましょう。

●Unity軽量化CompizConfig Settings Manager
UnityはソフトウェアレンダリングなのでCPUを食います。
グラフィックモードを低グラフィックモードにします。

 sudo apt install compizconfig-settings-manager

で起動

 sudo ccsm

設定。Ubuntu Unity Pluginで

 「Enable Low Graphics Mode」をクリック 

●Flashpalyerのインストール
端末から

 sudo apt install flashplugin-installer

これで艦これとか遊べます。

●Systemd自動起動の設定方法
こちらをご参考まで

 Systemdを使ってさくっと自作コマンドをサービス化してみる

●その他初期設定
こちらをご参考までに

 Ubuntu 16.10をインストールした直後に行う設定 & インストールするソフト
 https://wiki.archlinuxjp.org/index.php/GPD_Win
 バックライト
 PowerTOPを使ってLinuxマシンを省電力化する
 Ubuntu 16.04 on GPDWIN(自分用メモ)


●既知の問題

・GPUのバグで起動時に一回蓋を開閉してLCDをOFFにしないと表示されない
・省電源設定が手動でしかできない
・Bluetooth動くはずだけどまだ設定方法がわかっていない
・Kernel4.10は画面表示出来ないので使わない方が良い。


●まとめ
ひとまずここまで。
基本的にはGPD-WINと同じです。ドライバも同じです。
ただ、ファームウェアが違うのかKernelの挙動が違います。
設定する項目が増えて面倒になってきました。
まだ出来ていない所はたくさんありますが、
Kernelの進化にたくす所はあります。
体感的にはそこそこ高速なのですが、UIに難。
MateやCinnamonにWMを置き換えても良いかもしれません。
posted by kapper at 17:46 | Comment(0) | GPD-Pocket
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