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2015年05月30日

第2世代ARM 1ボードPC Raspberry Pi2 高速x86エミュ ExaGear-Desktop Wineアプリ動作編 その5

今回は高速x86エミュレーションとして市販化されています。
ExaGear-DesktopをRaspberryPi2にも導入しましたのでブログにします。
今の所、WineでWindowsアプリが一部動作します。
速度がMMX Pentium200MHz相当とちょっと遅いので
使い方が難しいアプリだと思っていますが、
ARMでx86のアプリを使いたい人は是非試してみてください。

◯ExaGear-Desktop
Qemuみたいなx86エミュとして市販化されたのがExaGear-Desktopです。
導入方法が既にマニアックで初心者お断りな雰囲気がありますが、
一応簡単に導入できるスクリプトがありまして重宝します。
RaspberryPiにも対応しましたので買って導入してみました。

エミュレーション動作環境
・本体:Ubuntu14.04、12.04、Debian Wheezy、Raspbianなどの
    Ubuntu系OSがインストールされたARM Linux機
    CortexA8以降のARM Chromebook、1ボードPC、
    RaspberryPi、RaspberryPi2

  Hardware requirements:
  - ARMv6 instruction set with VFP32 for Raspberry Pi 1
  - ARMv7 instruction set with VFP32 for other ARM devices
  - for x86 applications that use MMX/SSE support of NEON is also required.

  Software requirements:
  - Ubuntu 12.04, Ubuntu 14.04, Debian 7, Raspbian
  - additionally binfmt_misc kernel module is required.

・エミュOS:x86 i686 Ubuntu 12.04(ARM Linux)
     x86 i386 Debian 7 Wheezy(RaspberryPi)

本家HPはこちらです。

 http://eltechs.com/product/exagear-desktop/

◯ExaGear-Desktop導入
まず本家HPからPaypalで購入します。$24.95です。
購入しますと、1営業日以内に向こうから認証キー、
イメージファイルのリンク先が書いたメールが届きます。
これを確認したのち、ダウンロードします。
圧縮ファイルを展開するとdebファイルとインストールスクリプト、
PDFのマニュアルが出てきますので
PDFのファイルを一通り目を通しておきます。
重要な情報が抜けているのであまり役に立ちません。

認証キーファイルとインストーラースクリプトを同じフォルダに置いておきます。
勿論、手動インストールも可能です。

 tar zxvf exager-desktop.tar.gz
 sudo ./install-exagear.sh

でインストール出来たかどうか確認

 exagear-ls

でGuestOSが出て来ればOK

 Installed guest images:
 Debian 7 Wheezy 

じゃあExaGearを実行します。

 sudo su
 exagear

これでエラーメッセージが出なければOKです。
何故かsudo suでRootにならないと動作しません。
これ気が付きませんでした。
Kernelを確認します。

 uname -a

i686 i386 GNU/Linux

と出て来ればOKです。
後はapt-getでパッケージを入れましょう。

 sudo apt-get update
 sudo apt-get install (パッケージ名)

○Wine導入、Windowsアプリ動作
x86アプリとしてWineとWindowsアプリを動作してみます。
まずWineのインストール

 sudo apt-get install wine

これで必要なアプリがインストールされます。
必要ならWinetricksも入れておきます。
容量結構食いますので空き容量に要注意。

 wget https://raw.githubusercontent.com/Winetricks/winetricks/master/src/winetricks
 chmod +x winetricks

でwinetricksを実行します。
後はGUIで好きなDLLとアプリをインストール。

 ./winetricks

でアプリを実行するさいには

 wine *****.EXE

◯HDBench3.4ベンチマーク比較
BOINCが調子が悪いので、
HDBench3.4 CPUベンチマークで比較してみました。
でExaGear-Desktopのx86ベンチマーク

Integer 7586
Float 6224

おおよそMMX Pentium200MHzと同等です。
QemuがPentium40MHz相当だったことを考えますと、
確かにQemuの5倍の速度はあります。
ただしapt-getでももっさりですが、結構限定されます。
まうじゃんとかHDBenchとかなら問題ありませんが・・・
CPUスペックが足りませんがまあ動くだけでも良しとします。

◯まとめ
RaspberryPi2でもWine+Windowsアプリが動作しました。
ただし元々のCPUスペックが低いので限定されます。
使い勝手が難しそうです。
ARM ChromebookとかJetson TK-1みたいにはいきません。
でもこれだけ性能の高いx86エミュレーションは凄いなと。
やっていることはQemuと全く同じなので・・・中身は?
長年の思いがARMでこんなに簡単に実現できてしまいました。
$30とそれなりにしますが、Windowsアプリとか動かしたい人には貴重ですね。

色々な意味で容量を食い過ぎるので注意。
日本語の情報がまだ殆ど無いので面倒でしたが、Windowsアプリを
RaspberryPi2とかで使いたい人は是非使ってみてください。
posted by kapper at 18:05 | Comment(0) | Raspberry Pi
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