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2021年08月30日

Ubuntu改造日記 OpenMSX+MegaFlashROM_SCC+_SD+FuzixOS 0.4Pre1 プレイ その104

スクリーンショット_2021-08-30_01-33-52.png


こんにちは。今日はOpenMSXでFuzixOS最新版を起動してみました。
イメージファイルは公開されているものそのままですが、
情報が少なくて悩みました。
BIOSはCBIOSでも起動しますが、動作速度的にTurbo-R推奨。

●FuzixOSとOpenMSX
FuzixOSはZ80など8bitOSでも動くように設計されたUNIZライクOSです。
過去にUZIXがありましたが、色々なCPUで動くように進化しています。
もっともアプリが殆どないので実用性は今ひとつです。
過去のブログはこちら

ARM Tegra K-1 Chromebook13 Ubuntu MSXエミュレータ+UNIX OpenMSXとUZIX動作 その54 #MSX #UZIX
http://kapper1224.sblo.jp/article/169827986.html

仕様は
・Turbo-R推奨 MSX2以上(C-BIOSでも遅いが一応起動できる)
・メモリ512KB〜1024KB推奨
・HDDイメージ使用。MegaFlashROM_SCC+_SD EXTENTION必須


●OpenMSXの設定
まずFS-A1GTのBIOSをどこかから入手。質問しないで下さいね。
遅いけど一応C−BIOSでも起動しましたので無くてもテスト出来ます。
入手したらチェックSUMを確認
端末から

 cp fs-a1gt_firmware.rom .openmsx/share/systemroms/
 sha256sum fs-a1gt_firmware.rom

出てきたチェックSUMをメモする
で公式サイトのPanasonic_FS-A1GT.xmlをダウンロードして
.openmsx/share/machine/に保存する

https://github.com/openMSX/openMSX/blob/master/share/machines/Panasonic_FS-A1GT.xml

 cp Panasonic_FS-A1GT.xml .openmsx/share/machine/

その後、編集して
<sha1>5fa3aa79aeba2c0441f349e78e9a16d9d64422ea</sha1>の一行をコピーして
先程調べたチェックSUMを入力。
同じ様にKanji.ROMを入手して設定する。

もちろん試すならC-BIOSでも出来るが遅いので注意
次に MegaFlashROM_SCC+_SDの設定。
MSXサイトから飛んでROMイメージを入手

MSXサイト
https://www.msx.org/wiki/Emulating_MegaFlashROM_SCC%2B_SD_with_openMSX

ROM
http://www.msxcartridgeshop.com/bin/mfrsd.zip

ROMイメージをダウンロードして展開したら、
.openMSX/persistent/MegaFlashROM_SCC+_SD/untitled1/
に保存。後は認識してくれるはず。
最後に/persistent/MegaFlashROM_SCC+_SD/untitled1/megaflashromsccplussd.sramを
削除して新しく自動作成させます。
そうしないと新しくROMイメージを認識しないです。

rm .openmsx/persistent/MegaFlashROM_SCC+_SD/untitled1/megaflashromsccplussd.sram

これでMegaFlashROM_SCC+_SDが認識してdisk.imgが認識するはずです。


●FuzixOSのダウンロード
下記サイトのリンクからdisk.imgとfuzix.ascii8.romをダウンロード

https://www.msx.org/forum/msx-talk/development/fuzix-msx2-port-adds-support-for-msxdos-boot
https://drive.google.com/drive/folders/0B04AUnNDtWnrRUU5WHdtUnZJZWM?resourcekey=0-D6endYU4s0AT6qRqtb16xg

後はコマンドラインで実行

openmsx -extb MegaFlashROM_SCC+_SD -extc debugdevice -machine Panasonic_FS-A1GT -hda disk.img fuzix.ascii8.rom

これでFuzixOSが起動できる。
Turbo-RのBIOSを使わずにC-BIOSだけで起動したければ途中を削除

openmsx -extb MegaFlashROM_SCC+_SD -extc debugdevice -hda disk.img fuzix.ascii8.rom

ブートしたら、bootdev:と表示されるので1を押すと起動。
もしエラーがでたらMegaFlashROM_SCC+_SDが認識されていませんので注意。
rootでログイン

シャットダウンする時は必ずshutdownコマンドを使う
そうしないと次起動時にエラーが出てチェックが必要。

●その他注意事項

- login as root
- you need to type "shutdown" before powering off the computer, otherwise the file system will need to be checked on the next boot.
- some things you can try running on this image:
# cd /usr/games
# ./startrek
# ./advent

- It is possible to have 4 terminals selectable using CTRL+F1 - F4 but those need to be configured in /etc/inittab
- in order to run VI you need to set the terminal type first
# TERM=vt52 vi

●まとめ
僕の勉強不足でしたが、OpenMSXからFuzixOSが起動しました。
起動はGUIツールを使わずにコマンドラインからにして下さい。
実機で起動させるには相当敷居が高そうなのでまずエミュレータで。
アプリさえあれば面白いOSにはなりそうですが・・・
ROM関係はお答えしませんので、僕に質問しないで下さい。

posted by kapper at 07:34 | Comment(0) | Ubuntu

2021年08月17日

Ubuntu改造日記 OpenMSX-catapult+MSXレトロダンパー プレイ その103

MSX2.jpeg

今回は昔に買ったMSXのカートリッジを実機の代わりに
MSXレトロダンパーを使い、ROMイメージをOpenMSXでプレイする内容です。
動作するハードウェアの入手が難しくなり、昔なつかしのゲームを
PCで遊ぼうという内容です。
エミュ機というよりも吸い出し機ですね・・・



●MSXレトロダンパー V3
MSXカセットの吸い出し機です。
Amazonで5,800円で購入しました。
MSXのハードウェアが厳しいのとこちらの方が安かったので。

https://www.amazon.co.jp/GAMEBANK-web-com-%E3%80%8CMSX%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC-V2-1%E3%80%8D%E3%80%90%E2%80%BB%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%BC%E5%88%A5%E5%A3%B2%E3%82%8A%E3%80%91-%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0-%E5%90%B8%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%97%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/B087GJGFRT/ref=sr_1_20?dchild=1&keywords=MSX&qid=1629201139&sr=8-20&th=1

汎用USBディスクとして認識するので、Linuxでもドライバ無しで使えます。
シンプルな基盤1枚の構造ですが、ちゃんと機能します。
原価相当安いんだろうな・・・

MSX1.jpeg

●MSXゲームダンパー
まず本体とカセットを書いてある向きに注意して接続。
当然接触部は清掃しないと認識しません。
次にUSB−Type Bケーブル。昔のプリンタなどで使われていた
角コネクタを刺してPCにつなぎます。
でマウントした際にMSX.ROMが表示されると認識しています。
DUMP.ROMだけで認識されていない場合は多分接触不良かと。

ROMカセットを外す時は一回USBをアンマウントして下さい。
でその後に清掃してUSBケーブルをつなぎ直して見て下さい。

MSX4.jpeg

●OpenMSX-catapult
OpenMSXとGUIのランチャーです。aptでインストールします。

 sudo apt install openmsx-catapult

でメニューからOpenMSXを立ち上げて、BIOS設定。
ROMカセットだけならオープンソースなC-BIOSで問題ありません。
OpenMSX-catapultのCART-Aに先程のMSX.ROMを開いて実行すると
普通にMSXとゲームが起動します。
特に問題なく遊べます。


●まとめ
昔のMSXのROMカセットでドライバ無しで普通に遊べました。
懐かしさのあまり驚きました。
中身はただの吸い出しきですが・・・・

実機のMSXがかなり厳しいので、ROMカセットがある人は
LinuxとOpenMSXで遊んでみては如何でしょうか?


posted by kapper at 20:17 | Comment(0) | Ubuntu

2021年08月14日

Android上のフルRoot Qemu-linux環境 vShell(旧名Alpine Term) インストールDocker起動テストOK その1 

vshell1.jpeg


今回はQemuを用いたAndroid上のAlpineLinux環境の
vShell(旧名 Alpine Term)をネタにします。
Androidで有名なTermuxなどのproot環境は実質のRootではありませんが、
コレはQemuでi386のAlpine Linuxをフルエミュレートする事で
Root環境を作り出しましたw
その代わりに激遅いですw
そりゃ当然、10倍位の足と遅延差がありますのでハイスペックスマホで使いましょうw

●vShellとは
作者がAndroid上でフルRoot環境を作りたい、という欲望で
Qemu+Terminal+Alpine Linuxという力技を実現したアプリw
Qemuでi386エミュレーションを無理やりしているので当然重い。

https://github.com/xeffyr/android-vshell

普通はクソ重いのであえてやる必要は無いだろうとは思いますがやっちゃった。
ただしインストールがQemu環境なのに凄く簡単なのは良いです。
フルエミュレーションなのでWineも動くでしょうし。
Terminal環境も便利です。
ちょっとしたスクリプトやサーバ程度なら良いかな?なんて思ったり。
Android7.0以降で対応です。

●vShellのインストール
公式Releaseサイトからapkをダウンロードしてそのままインストール

https://github.com/xeffyr/android-vshell/releases

後は起動するとAlpine Linuxがダウンロードして気長に待つこと
でQemuとterminalが立ち上がりAlpineのログイン画面が出てきます。
簡単です。
ログインはrootでAlpine Linuxに入れます。
ユーザー名を追加してそちらでログインしましょう。
後はパッケージを好きなのを入れます。
MainとCommunity両方のレポジトリが最初から登録されています。

apk update
apk add (パッケージ名)

最初はnanoとか入れて置くと良いかもしれません。
ソフトウエアキーボードはAndroidのHacker's Keyboardを入れましょう。
色々なキー操作が出来るはずです。

Alpine Linuxのパッケージ名は独特なので
こちらのサーバから直接ファイル名をチェックしましょう。
そちらの方が早いですw

https://dl-cdn.alpinelinux.org/alpine/v3.14/main/x86/
https://dl-cdn.alpinelinux.org/alpine/v3.14/community/x86/

●Dockerを入れて起動してみる
お遊びテストとしてDockerをインストール。
こちらをご参考に。大変感謝。

Alpine Linux 上で Docker を動かす
https://al-batross.net/2020/07/29/docker-on-alpine-linux/

apk add docker
rc-update add docker boot
service docker start

特にエラーも出ずにDockerが起動しました。凄いw
最初からDockerの為にあるアプリですね。
DockerのHello-Worldを起動。

docker run hello-world

無事起動しました。すげーw
Docker完璧じゃん(当たり前
凄く遅いけど、作者はこれがしたかったのね・・・
スマホでもどっかーでどっかんどっかんw
ちなみにDockerのオフィシャルコンテナ一覧はこちら

https://github.com/docker-library/official-images/tree/master/library

vshell-docker.jpeg

●まとめ
とっても遅いですがちゃんと動きます。
あくまで軽いTerminalに特化しや仕様ですがありかも。
もちろんGUIもできますが当然VNC経由になります。
Wineを除くと無理して使う必要は無いかもしれません。

あくまでQemuなのでエミュレータ上です。
普通にLimbo Pc emulatorを使っても同じですが、
こちらはワンパッケージでAlpine起動まで出来るので手軽です。
Dockerを入れても良いかもしれません。
というかDockerの為にあるのかもしれませんw
Android+Docker。最強の組み合わせw
当然PythonやTensor-Flowなども動くでしょうが遅いw
まる!
posted by kapper at 15:20 | Comment(0) | モバイル

Ubuntu改造日記 キーボード故障対策 xmodmap キーバインド変更方法 その102



こんにちは
今日はxmodmapを使ってキーバインド変更方法。
キーボードを壊してしまい空いているキーに配列を置き換える
必要が出てしまいました。やるのは簡単ですがやり方を思い出せませんw

●xmodmap
昔からあるUNIX関係のキーバインド設定コマンドです。
Xubuntuでテストした限りにおいて、/home/(ユーザー名)/に.Xmodpmapファイルを
置けば自動的にキーバインドが変更される様です。
一部のWebサイトには機能しない、って書いてありますが
今でもちゃんと機能するようです。動作確認しました。
WayLandでは動かないかもしれません。


参考サイトはこちら。大変感謝

Ubuntuでキーボードのマッピングをxmodmapで変更する(Ubuntu18.04対応)
https://www.komee.org/entry/2018/10/24/150000

キーバインドの変更 Xmodmapの基本的な設定方法
https://qiita.com/macinjoke/items/746c0c0adb74cfdeb9e7


●xmodmapとxevでキーバインド設定
まずxevとxmodmapをインストール。
Xubuntuの場合、標準で入っていたので不要です。
次にxevをコマンドで立ち上げます。

 xev

すると、参考サイト通り四角のGUIアプリが起動しますので、
その上で動いているキーを押すと、
シリアルナンバーとキーコードなどが表示されます。
こうやって現在割り当てられているキーを表示させる事が出来ます。

KeyRelease event, serial 37, synthetic NO, window 0x3800001,
root 0x7a4, subw 0x0, time 251791, (58,84), root:(929,559),
state 0x0, keycode 58 (keysym 0x6d, m), same_screen YES,
XLookupString gives 1 bytes: (6d) "m"
XFilterEvent returns: False


でこれを読むと、Keycode 58でmキーが登録されている。
もちろんただのmキーである。
該当するキーのキーコードを探し、そしてキーを指定する方式。

で、変更するつまりいらないキーを押してキーコードを確認します。
まあ無変換キーやマウス右クリックキー、片側のCtrlやShiftなど
無くなっても問題ないキーを割り当てるつもりでキーコードを確認。
メモしておきます。

キーコードを確認したらエディタで.Xmodmapファイルを作成。

 nano .Xmodmap

エディタは何でも良いです。
CapsLockとかCtrlとか特殊なキーを登録する時は注意。
ロックを外す必要がある。
平たく言うとこんな感じで記載する。

 remove lock = Control_L
 keycode 102 = Control_L
 add control = Control_L


CrtlのLeft側のボタンをKeycode 102ボタンに指定する記載で、
Ctrlは特殊なキーなのでまずremove lockし
割り当てるkeycodeを次の行で指定する。
最後にaddと3行が必要になる。
もちろん普通の文字キーならkeycodeの2行目だけでOK。

保存したらテスト

 xmodmap .Xmodmap

これでキーが変わったらOK。変わらなかったらやり直し。
で再起動。
そうすればX起動時に.Xmodmapが読み込まれてキーコードが変化するはず。


●まとめ
難しくないんですけど直ぐ忘れますので注意。
各種ブログに.Xmodmapは機能しないって書いてありますが、
今回のXubuntuの場合はちゃんと動きました。

キーボードが破損したジャンク、配列を変えたいとき、
タブレットの様な特殊なハードキー、
などで好きなキーコードを割り当てると良いかもしれません。
100円均一の500円テンキーに好きなボタンを割り当てると面白いです。
特にマウスの右クリックキーなんて、普通は使わないですがタブレットの場合面白い。
また組み合わせても色々なキーコードを登録できます。

Xmodmapは伝統あるソフトなので沢山のWeb情報があります。
細かい情報を書けばキリがありませんが、
破損したキーを置き換えるなんて普通に便利です。 
今でも使えますのでどんどん使ってみましょう。
posted by kapper at 00:41 | Comment(0) | Ubuntu

2021年08月04日

最近のこと 2021年8月 久しぶりに欲しいハード???


こんにつわ。
最近の欲しいハードをメモします。
とはいっても普通の物は無いかもしれません。


●SurfaceRT初代
Linux改造できる様になって、MSもサポート諦めてくれて
盛り上がりそうなガジェット。今はやすいし。
流石にハードはTegraで古いですけど。

●Apple TV初代
ご存知改造できるインテル製。
安ければ。
他の世代はARMなので結構改造するのが大変ですのでご注意を。

●QNAPシリーズ
もちろんARM世代で改造簡単なNAS。
初代ラズパイと比べてもどうか?というスペックですが。
NASとしてLinux使いたい人へ。


●Google Pixel
もちろん改造できるスマホ。
高いからまだ手を出していない
そろそろ欲しい。


●Yoga C630
ARMノート。しまだ先生。
スペック的に低いので、Linux入れたら使いみちがなくなるw


●Kobo Clara HD
初代同様にLinuxが動いてしまったというアレ。
流石に高価なので、値下がりを待つしかない

●Nokia Lumia 930、950
Windows10 ARMが動くアレ。
実はまだ入手していない。


●Jingpad A1
買わないけど、Linuxタブレット
ちょっと高すぎるよね・・・

 
●CHUWI Hi10 Go
JasperLake
3Dゲームのベンチマークを取ってみたい


●Planet Computers Gemini PDA
高かったから買わずにそのまま
安くなったら

●SurfaceGO
あのサイズほしいです・・・

●M1 Macbook
ARMのアレ
今は高いから様子見

●PineTab
まだ出ていないがほしい
PinePhoneは画面が狭いのでUIが満足できなかった

●CF-LX6
最近老眼なので画面の大きなレッツノートが欲しいデシ
重いから辛いけど


●まとめ
色々と欲しい物はありますが、家にPCが多すぎて使い切れていません。
なので買ってもLinuxをインストールする作業になってしまいますかも。
という意味で買っていないものも沢山あります。
床が抜ける前に・・・





posted by kapper at 21:05 | Comment(0) | 近況
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